【#遊戯王】マジェスペクター 〜復活のM〜【デッキレシピ】
こんにちは、トシオミといいます。
みなさん【マジェスペクター】を覚えていますでしょうか?
初出は強豪ひしめくOCG9期。
全てのモンスターが「相手に効果破壊されず、効果の対象にならない」というカッチカチの耐性と、下級モンスターそれぞれがテーマ内カードをサーチできる召喚時効果を持つPテーマです。
悪名高きあの禁止カード【マジェスペクター・ユニコーン】を擁するテーマと言えば、嘗めさせられた辛酸の味を思い出して顔をしかめる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
またその強さもさながら、マジェスペクターを推せるポイントは「構築難度が非常に低いこと」が挙げられるでしょう。
テーマ内のカードはほぼ全てノーレア、上述のユニコーンでさえ字レアに留まり、今でさえ汎用を積まなければ1000円前後で組めてしまうお手軽さも魅力となっています。
…と、一見強い!安い!使いやすい!と3拍子揃っているように見えるマジェスペクターですが、11期となった今では、環境はおろかファンデッキでもなかなか姿を見せることのないマイナーデッキと化しているのが現状。
なぜか?
僕が思うに、理由は1つ
「Pテーマであること」
もっと具体的に言うと、マスタールールの変更に伴い、全てのPテーマかどうあがいても弱体化を余儀なくされる中、そもそも展開の地力が高い魔術師やセフィラ、新規が刷られまくるメタルフォーゼなどを尻目に、テコ入れも特に入らず投げっぱなし状態であること、といったところでしょうか。
(要約:専用リンク貰えなくて激おこ)
そんなマジェスペクターを使った、できるだけ当時の使い方ができるようなデッキレシピを紹介していきたいと思います。
※あくまでファンデッキの域を出ません。
おおよそ大会等で使えるような代物ではないのでご容赦ください
デッキレシピ
モンスター19枚
マジェスペクター・ラクーン×3
マジェスペクター・フォックス×3
マジェスペクター・クロウ×2
マジェスペクター・フロッグ×3
マジェスペクター・キャット×2
絆醒師セームベル×3
マギステル・オブ・エンディミオン×1
サーヴァント・オブ・エンディミオン×2
魔法・罠21枚
マジェスティックP×3
マジェスペクター・サイクロン×2
マジェスペクター・ストーム×1
サモン・ストーム×2
同胞の絆×3
テラ・フォーミング×1
魔力統括×2
スケープ・ゴート×2
マジェスペクター・テンペスト×3
マジェスペクター・トルネード×1
聖天樹の開花×1
EXデッキ9枚
LANフォリンクス×2
ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム×1
魔導耀士デイブレイカー×2
神聖魔導皇后セレーネ×1
天威の龍拳聖×1
聖天樹の大母神×1
鎖龍蛇スカルデット×1
■下級マジェスペクター
召喚すればするだけリターンがあり、かつPデッキの特性上Pモンスター多く引くのに越したことはないのでなるべく多めに投入してます。
ラクーンはマジェスペモンスターを何でもサーチという非常に有用な効果を持っています。素引きしたならまず先に場に出していきましょう。
キャットとフロッグは強力な罠であるテンペストとトルネードをサーチできるので、P召喚の準備が整ったら優先して召喚を狙います。
クロウはマジェスペ魔法をサーチできますが、基本罠のほうが強く、キャットは発動タイミングがエンドフェイズに限定されてしまう遅さ故、2枚採用となっています。
僕は主にPゾーンにセットします。
■絆醒師セームベル
このカードと同じレベルを持つPモンスターがもう片方のPゾーンにいるとき、それを割って自身を特殊召喚するP効果と、既にこのカードが場にいる状態で他のモンスターが特殊召喚されたときに手札の同レベルモンスターを吐き出すモンスター効果を持ちます。
主に前者のP効果を使い、展開に貢献していきます。
このデッキにおけるセームベルと同レベル=星3Pモンスターはラクーン、キャット、後述のエンディミオンモンスターです。
ラクーンorマジェスティックP+セームベル+Pモンスターが手札に揃えば場にマジェスペ魔法・罠のコストが3体並べられるので、初動に握りたいカードの1つとなります。
また、風属性、魔法使い族モンスターなのでマジェスペクター魔法・罠のコストにでき、同胞の絆を当てればラクーンとキャットを引っ張れる為、ステータス面を見ても非常に相性が良いです。
一方でサーチ手段はエレクトラムでエクストラに落とすくらいしかないので、過信は禁物でしょう。
■下級エンディミオン
サーヴァントはステータスがマジェスペクターと一致しており、サポートの共有、また星3Pモンスターのためセームベルの効果発動のトリガーになれます。
P効果の、魔力カウンターを消費してPゾーンの自身とデッキのマギステルを特殊召喚できる効果もかなり優秀で、エレクトラムでPゾーンの張替えを行えば魔力カウンターを稼げるので、意外と使える機会も少なくありません。
マギステルはサーヴァントの効果で展開する用のカードですが、手札に来てもPスケール、セームベルのコストと使い道はあるので腐ってしまうことはあまり無いです。
■マジェスティックP+テラ・フォーミング
マジェスペクターのエンジンとなるカードです。
マジェスペクターを気持ち程度バンプする効果と、1ターンに1度風属性・魔法使い族モンスターをリリースしてマジェスペクターをリクルートできます。
リクルートに必要な条件が他のマジェスペ魔法罠と同じなのが地味に嬉しい。
ラクーンをデッキから呼び出して展開の基軸にするのがセオリーです。
バンプ効果も気持ち程度とは言うものの侮るなかれ。
フォックスの攻撃力、クロウの守備力は1800の準アタッカークラスに。
キャットに至っては守備力が2100と、同レベル帯のモンスターとしては破格の数値になります。
「マジェスペクター」魔法ではないのでクロウでサーチはできません…4枚目としてテラフォももちろん投入。
■マジェスペクター魔法・罠
いずれも場の風属性・魔法使い族モンスターをコストに、相手モンスターを除去・妨害を行なう効果を持っています。
中でも強力なのがカウンター罠であるテンペスト。
相手モンスターの特殊召喚、またはモンスター効果を無効にして破壊するという、もう聞いたまんま強いやんみたいなカードです。
カウンター罠ゆえチェーンもされにくく、打ちどころが良ければボード・アドバンテージを損なわずに相手の展開を止められます。
あくまで個人的な感想ですが、これをサーチできて複数枚構えられるというのが純マジェスペクターの強みだなーと。
次いでトルネード、サイクロン。
トルネードは通常罠で相手モンスター1体を対象に取る除外。
サイクロンは速攻魔法で同じく対象に取る破壊効果となっています。
どちらも展開中の相手モンスターを刺すのが基本の使い方です。
サイクロンは速攻魔法なので、サーチしたターンにそのまま打つこともでき小回りが効きます。
トルネードは発動が遅い分、下手な破壊耐性くらいであれば貫通して除去できます。
状況に応じて構えていきましょう。
最後にストーム。
通常魔法ゆえ相手ターンに発動するのは不可能ですが、バウンス先がデッキなので相手にとっては再利用が非常に困難で厄介になること受け合いです。
手札に1枚温存しておくと、戦況をひっくり返すカギとなるかもしれません。
■サモン・ストーム+同胞の絆
P召喚弱体化を補うための展開札です。
サモン・ストームは同ターンには使えないものの手札からの発動と墓地からの発動で計2回風属性を手札から吐き出せます。
モンスターのサーチが容易で、召喚が手札リソースに直結するマジェスペクターとの相性はかなり良好です。
同胞の絆は2000のライフコストと特殊召喚・バトルフェイズが行なえない制限がつく代わりに、場の自分のモンスター1体と同属性、同種族、同レベルのモンスター2体をリクルートできます。
前述の通りセームベルやサーヴァントに当ててもマジェスペクター展開の足がかりになり、特殊召喚ができない=リンクに繋げないという制限も、そもそもマジェスペクターが展開できるならリンクする必要は無いのでさほど痛くありません。
■魔力統轄
マジェスペクターはサーチの得意なテーマというのは冒頭から今まで触れてきた通りですが、実は「Pモンスターを手札に加える」効果を持っているのはラクーンだけだったりします。(キャットも持ってるけど速効性が…)
P召喚のために、都合のいいスケールのモンスターをサーチしたい…そんな時のためのこのカード。
幸いにも下級エンディミオンのスケールはサーヴァントが2、マギステルが8とバラけているので、スケール確保、デッキ圧縮の目的で採用しました。
あくまでサーチカードとして入れたので、魔力カウンターを乗せる効果に関してはあまり期待してません。
■スケープ・ゴート+LANフォリンクス
リンクマーカーを確保するための最終兵器。
相手エンドに打って、返しのターンでトークン2体ずつでLANフォリンクス×2を作り、大母神に繋げるのが主な使い方です。
■ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム
Pデッキの人権。
デッキからPモンスターをサーチする。スケールの張り替え。ドローターボと捨てるところがありません。
マジェスペクターはP効果を持たないのでシナジーは若干薄いですが、セームベル効果のために星3を持ってくる、サーヴァントがいる場合張り替えによって魔力カウンターを貯めるなど、間接的にギミックを動かしてくれます。ホント潤滑油。
■魔導耀士デイブレイカー+神聖魔導皇后セレーネ
スケゴ無しでランク4を作る際の繋ぎ。
メインは魔法使いしかいないので、どうせランク2立てるならデイブレイカーの破壊効果使えたらいいなって感じで投入。
Pデッキだと、セレーネの効果は発動は容易になる反面、墓地にモンスターが貯まらないので手札消費が荒くなる可能性があるので注意。
蘇生できる素材としてアルテミスなんかを採用しておくといいかも。
っていうかした方がいい。
■聖天樹の大母神+聖天樹の開花
このデッキの影のエース(だと思っている)。
圧倒的場持ちの良さとほぼ専用罠による制圧力。
あとはなんと言っても自分フィールドに向きまくったマーカー。
完璧です。
こいつを立ててP召喚の準備を整えることがこのデッキの理想盤面です。
■天威の龍拳聖
大母神が立てられないときの妥協案。
気持ちばかりの戦闘破壊耐性しかないので不安は残るが、素材の緩さとマーカーの向きが魅力。
スケゴ+LANフォリンクスから出せば破壊効果も狙えます。
■鎖龍蛇スカルデット
エクストラの枠が余ってるので入れた。出せたらいいなくらいの気持ち。
マーカーの向きも優秀だが個人的にはバンプ効果にちょっとだけロマン。
マジェスティックPと合わせればフォックスの攻撃力は2100!キャットの守備力は2400だ!ワハハハハハハハハハハ!
いかがでしたでしょうか?
マジェスペクターはデザインが好きで、なんとか使ってあげたい!あわよくば広まれ!と思い筆を執ってみました。
そんなに奇をてらったデッキでもないので、記事にするほどか??と自分でも思いますが、生暖かい目で見守ってもらえると幸いです。
またなにかデッキ案が思いついたら、こうして記事にするかもしれません。
今後もよろしくお願いします!
それでは〜
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