近況②【社会の死角で家を持て】#複雑性PTSD
近況の続き。引っ越しその後。
侵入症状は治まった。
感情の鈍化(解離症状)も治まりつつある。
しかしもぐら叩きのもぐらが別の場所から顔を出したに過ぎない。問題の根本を叩かねばいけない。
複雑性PTSDはその名の通り、症状がたくさん絡み合っている。複雑さ故に専門家は見つからない。ADHDともうつ病とも当てはまる。
私は一応、小児トラウマケアが専門のカウンセラーさんと、オンラインを通じてメッセージをやりとりしている。
そこから一歩進んで、カウンセラーさんに協力してもらいつつ、生活リズムを見直そうと思う。リズムを一定にすれば、眠れない、日中に起きられない等の課題に一点集中できる。
今まではなかなかできなかった。朝起きて夜眠る、そんな当たり前がどうしても続かない。
やっぱり私にとって、「眠る」ということのハードルは高い。横になるだけで体がめちゃくちゃ警戒モードに入る。本来「休む」という行為が何よりの苦痛になる、それ故に未だ障害年金の2級から下がれないという理由でもある。
それでも諦めたくない。漫画でプロとして食っていきたい。
その為にできる努力は惜しみたくないと思っている。
一日に作業できる時間も増えた。死にたくなってただ横になる、みたいな日も減った。というか今は殆ど無い。
しかし何を生業にするにしろ、安定したメンタルと体力は必要だ。なんとなく良くなった、ではなく、意識して回復しようと思った。
足がかりとして、まず部屋を掃除した。
これから出ていくのか、障害者施設に入るのか、決めることはできないけども、決めるだけの心の余裕は欲しかった。前回は駆け足で家を出たため色々と余裕が無かった。もう同じ轍は踏むまい。
前居者の遺物や溜まった埃、やはり埃まみれのシロッコファン、忘れ去られたクレンジング、4年前の調味料、死体の集合住宅と化した蝿たちの詰め合わせオブ室内灯。
これらとの決別を決めた。
居たくもない部屋を、まあ居てもよいかなぐらいにする。コンロを買う。温かいごはんを作る。
そうして得た安定の中で、もう一度考えてみようと思う。
ハウスクリーニングも検討したが、久しぶりに家計簿を付けてひっくり返ったのでやめときます。あと秋だし。割と気力がある。
これからもぼちぼち報告します。掃除の進捗とか。
しかしやっぱり、「ゆっくり考えるだけのゆとり」は大事だなと思った。竜宮城とかに行きたい。ゆとりを得るためのゆとり。
立ち止まらないと見えない景色もあるよね。
…なんてことを、少しだけ綺麗になった部屋と外の冷気を混ぜながら考えていた。鈴虫がわんさか鳴いている。
これからも頑張ります。
同じ障害(という名の付く鎧)を引きずりながら、なんとか日常と闘っている方に届きますように。
少しでもその日常が安からん事を祈って。