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仕事とは責任を引き受けること、ともいえます。
この責任にも種類があります。それぞれの立場によって、引き受けるべき責任のタイプも変わってきます。

例えば、生産の職人には、それぞれ現場で作り上げる責任が割り振られます。

生産工程では、一人ひとりが自分の製造に役割を果たさなければ全体が滞りますので、責任感をもっていただくことはとても大切です。しかし一方で別の見方をすれば、自分の担当部分に対して結果を出せば十分であるともいえます。当社の職人は、技術的に極めて優れており、品質や美しさに対する意識も高く、良い商品を納期通り作ることに、大いに貢献していただいています。

一方で、その現場の責任者となる社員には、意識がまた変わってきます。

責任の種類ということでいえば、背負うべきは「結果責任」となるでしょう。目標を達成することが大切ですので、指示されたことだけやっていればよいわけではありません。状況によっては、責任を果たすために、自分で考え、自分の判断で様々な手を講じなければなりません。部署や職域があっても、目標を達成するためなら、それを超えて活動することも必要です。結果に対する責任ですから、行動範囲を限定する必要はありません。

私たちの行動規範には、「社内外に自分の仕事に関する人脈を持とう」という項目があります。これの意味することは、社員として果たすべき責任を意識し、自らの意志でチームを目的地に連れていけるリーダーであってほしいという願いでもあるのです。

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