見出し画像

​​お客様のため、自己価値を高め続ける。顧客第一主義を貫くWebディレクターの生き様​

​​2022年5月に中途入社した野澤 壽弘。Webディレクターを10年務めた経験から、同社ではわずか入社半年でリーダーに抜擢されました。自己研鑽に余念がない野澤が、クライアントワークにかける想いと、マーケティングに強みを持つ同社で高めたいと考える価値について語ります。

制作ディレクションだけでなくクライアントへの提案業務も​

▲大切な愛犬との時間!

オウンドビジネス部2グループに所属する野澤。現在はWebディレクター職を務めています。また、制作のディレクションと進行管理以外にも、野澤はクライアントへの提案・施策実施を担うポジションにいます。

野澤 「Webディレクターとして、Web制作のディレクションをしています。前々職でも、Web制作会社で10年近くWebディレクターを務めていました。そこでは、進行管理や制作、Webサイトの設計図であるワイヤーフレームをひくだけではなく、より上流の工程にあたるWeb戦略設計も担当していました。

具体的には、『いまのお客様の課題は?』『その課題はなぜ発生しているのか?』『お客様の会社の状況は?』『会社そのもののミッションは?』『組織体制は?』『ビジョンは?』といった点をお客様にヒアリングしながら、お客様とともに課題解決に最適なWebサイトをつくっていました。その経験や実績もあって、現在はお客様とのミーティングに同席し、直接提案することもあります」

さらに、入社時から希望していたマネジメント業務にも携わるなど、組織運営にも参画しています。

野澤 「Webディレクターチームのリーダーをしていた経験があるので、入社時からマネジャー職を希望していました。入社半年でリーダーに抜擢されたことで、能力とやる気があれば就労年月に関係なく希望のポジションに就かせてくれる会社だと実感しています」

現在は博報堂マーケティングシステムズは全社的にリモートワークが中心。働きやすい環境があると言います。

野澤 「愛犬と少しでも多くの時間を過ごしたくて、転職の際はリモートワークができる会社を選びました。その希望は叶いかないましたが、仕事をする私の横で暇を持て余している犬が、かわいそうに見えることもあるんですけどね(笑)」

クライアントワークが恋しくなり、再びWebディレクターの世界へ​

▲研修中の一場面

もともと、PCを自作するほどIT知識が豊富だった野澤。15年前、コーダーとしてWeb業界でのキャリアをスタートさせ、前々職でWebディレクターを10年務めた後、事業会社に転職しました。

野澤 「前職では別会社の広報とWebを担当していましたが、クライアントワークが恋しくなってWebディレクターの世界に戻りたくなったんです。転職活動中は、『自分がディレクターとしての価値を上げる方法は何だろう?』と、この先の道を真剣に考えました」

当時、野澤はWebディレクターとして相応の実績を積んでいましたが、スキルの幅を広げることを考えていました。

野澤 「前々職のWebディレクター時代、Web制作の上流部分を提案するプロデューサーやコンサルタント的なポジションを担っていたので、そこで培ったことはこれからも活かせると考えていましたが、ディレクターとしての価値をもっと高めたいと思ったんです。

たとえば、私はコーダーを4年経験しているので、そのスキルを駆使してシステム開発を担うテクニカルディレクターを兼務できる存在になっていくのか。はたまた、データ解析によってより良いものを提案し制作物に落とし込んでいけるようなマーケティングスキルを高めるのか……。

私が出した結論は、その両方を包括してスキルを高めること。デジタルに注力したマーケティングを生み出す当社なら、私がめざす両軸を強めながら自分の価値を提供できると考え、入社を決めました」

入社して半年。野澤は、当社のことを“人を見て、人のことを考える会社”と評します。

野澤 「リーダー職のメンバーは、チームメンバーのことをとても大切に考えながら目標設定を考えています。また、タスクの割り振りも『この人はこういうところをめざしているから、この案件を担当すると良いよね』と、メンバーそれぞれが成長できるかどうかを選定基準にしている。人を見て、人のことを考えている会社という印象があります」

さらに、入社して驚いたことがあると言います。

野澤 「メンバー一人ひとりがとてもポジティブ。『いまこんな案件があるんだけど、誰か手伝ってくれない?』とメンバーに投げかけると、『私がやります』『このタイミングならできますよ』と積極的に手を挙げてくれるんです。互いにフォローし合う温かい風土があると感じています」

​​お客様のために──マーケティングスキルを強め、良いものをつくる

▲いつも愛犬と一緒です!

Web業界で長くクライアントワークをしてきた野澤には、大切にしている想いがあります。

野澤 「会社のためでも自分のためでもなく、お客様のために頑張りたいと思っています。その姿勢が最終的に自分への評価や給与につながっています。これは賛否両論あるかとも思いますが、これまで私は給与交渉を一度もしたことがなかったんですよね。

会社に貢献することも大切ですが、私にとっての原動力はあくまで、お客様のために良いものをつくりたいという想い。これまで、Webディレクターとしてお客様と対面し、コミュニケーションを取りながら業務を遂行してきましたが、お客様に喜んでもらうことが何よりうれしいと感じます」

顧客第一主義を貫いてきた野澤。今後も、お客様のためにマーケティングスキルを伸ばしていきたいと話します。

野澤 「Webディレクターの仕事は、“広く、浅く”でも“狭く、深く”でもなくて、“広く、浅くもなく”みたいな仕事だというのが私の持論。たとえば、お客様にシステムのことを聞かれたら、エンジニアの領域のことであっても説明できなくてはいけません。お客様に最高の提案をするために、幅広く、そして決して浅くない知識が求められる職種だと思っています。

マーケティング・プロデュースに強みがある当社に入社したからには、今後はマーケティングシステムに関わり、マーケティングの観点からもお客様により良い提案ができるようになりたいですね。さまざまなマーケティングツールや分析、マーケティング手法を取得していきたいと思っています」

​ディレクターとしてこれからを生き抜くには

Webディレクターとして自己研鑽に余念がない野澤。今後を次のように展望します。

野澤 「マネジメントとマーケティングの両軸で自分の価値を高め、Webディレクターとして生き抜くことがいまの目標です。“生き抜く”という言葉を使うのは、自分が老後を迎えるころの日本社会に対する不安があるからかもしれません。いつも『漫然といまのままではいけないはず』と思っているからです。

Webディレクターには、マネジメント能力が欠かせないと考えています。マネージャーの役割は、自分ひとりで1の成果を出すのではなく、メンバーとともに5や10の成果を出すこと。チーム単位で大きな功績をあげることで、自分の価値を上げていきたいですね。

また、当社のマーケティングシステムを駆使し、お客様により良い提案ができるようになりたいとも考えています。そうやって、マネジメントとマーケティングスキルの両軸で自分の価値を高めることが、ディレクターとしてめざすべき姿だと思っています」

お客様に喜ばれ、選ばれ続けるために。いま野澤がともに働きたいと考えるのは、デザイナー、エンジニアなど職種に関係なく、お客様のことを第一に考え、自分のスペシャルティを発揮できる人です。

野澤 「会社としてはクライアントワークやディレクター経験がある方を求めているはずですが、それ以上に私が一緒に仕事をしたいのは、”お客様の問題解決のために仕事ができる人”ですね。前述したように、会社のため、あるいは自分のためということではなく、第一にお客様にとっての理想を一緒に考えて最良のものを提供し、お客様の成功や成果を一緒になって喜べる。そんな人と仕事ができたらと思っています」

クライアントワークを求めてWeb業界に帰ってきた野澤。入社して間もなく力を発揮できるポストに抜擢され、ふたたび水を得た魚のように泳ぎ出しました。Webディレクターとしてまたとない環境でどう生き抜いていくのか、これからが楽しみです。

※2023年5月時点のものです