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相手が求めるものを見極め、提供する。短期間のキャリアアップが叶うマインドと仕事術

グローバルに展開するクライアントの案件を一手に担っている西村 祐哉。前職での経験すべてを今に活かし、2年目にして大きな活躍を重ねています。そんな西村に、キャリアアップの秘訣や仕事への向き合い方、大切にしている価値観を聞きました。

国内案件とグローバル案件。同一クライアントでもまったく性質の異なる業務と向き合う

博報堂マーケティングシステムズに入社して早々に大きな案件を任され、2023年現在では大手グローバルに展開するクライアントのプロジェクトリーダーとして、一連の責任を負う西村。同時に、クライアントに常駐して、課題解決などのメイン窓口も担当しています。

西村 「最初は国内案件を担当していたのですが、途中からグローバル案件の窓口を担当するようになりました。国内の場合、クライアント自身のECサイトで売り上げをアップさせることが目的です。

しかし、同じクライアントとはいえグローバルでは担当する部門の担当者も異なり、ECではなくブランドメッセージをしっかりと掲げることが最大ミッションです。さまざまな国でカスタマイズしてブランドサイトを作ってもらうためのマスターとなるコンテンツを作ること、そして、できるだけ多くの国のクライアント担当者に使ってもらうことが主な目的です」

サイトの内容はもちろん、クライアント社内でも公用語は英語。さらに、特定の国に向けてではなく、全世界に通用するようなデザインやコンテンツを作るとなると、やはりハードルも高いようです。

西村 「“世界中の誰もが好きになるコンテンツ”というものは、なかなか存在しません。やはり、国によって好まれるデザインや雰囲気が違いますし、トレンドだって日々移り変わっていく。各国の意見をくみ取って作成しないと、せっかく作っても使ってもらえないものになってしまいます。そのあたりを強く意識して、クリエイティブとして落とし込むように心がけています」

また、過去に担当していたクライアント担当者が別の会社に移り、そこでも「引き続き仕事を依頼したい」と西村指名で案件を受注したという実績も。

西村 「これまで、同じクライアントから別の案件をいただくことはありましたが、違う会社に移ってからも、引き続きお仕事ができるといったケースは初めてだったので、驚きとともに自分の仕事が評価されてとてもうれしかったです。HMSに来て2年ほどですが、日々貴重な経験ができていると実感しています」

Webディレクターとしての経験を積み、いざマーケティングの道へ

西村の前職は、Web制作会社。ディレクターとして約7年間勤務し、アプリ開発や、数ページから数千ページ規模まで、さまざまなコーポレートサイトのリニューアル案件を担当していました。

西村 「前職では、規模の大小問わず多種多様な経験を積めたと思います。大きなコンペでプレゼンをして、大規模案件を勝ち取ったこともありました。また、日々のやり取りをいかに気持ちよく進められるかといったコミュニケーションスキルも、前職で学べたと感謝しています。

しかし、Webディレクターとして一通りの経験はできたと感じていたため、そこからさらに一歩進んだ、別の強みも持ちたいとも思うようになったんですね。たしかに、作ることに長けていることはひとつの価値です。でも、それだけでは将来を考えたときに少し不安を感じてしまい、ほかのスキルも身につけた方が自身の今後のキャリアの幅も広がると考え『Web関連の業務と親和性があり、かつ将来性もあるジャンルを……』と考えた結果、マーケティング領域が良いのではないかと思いました」

そうして出会った転職先が、博報堂マーケティングシステムズでした。

西村 「まさに求めていた条件に合致していましたし、博報堂が親会社としてあるということも、魅力に感じました」

自己の成長、培われた価値観。過去の経験をもとに発展させる

すでに数々の実績を重ねている西村。自身でも確かな成長を感じています。

西村 「会社の中でも規模の大きいクライアントを担当していますが、今のところ大きなトラブルなくマネージメントリーダーとして運用できていることは、自信を持っても良いのかなと思っています。

また、僕の場合は稼働の半分を常駐業務として支援させていただいており、慣れないうちは自社の業務と、常駐業務で稼働が切迫することもありましたが、プロデューサーやほかのチームメンバーも巻き込み、協力することで乗り越えることができました。 また、常駐することで、新たな人間関係を築いたり、少しでも信頼したりしていただけるよう、たくさんのことをインプットしたながらさまざまな業務をサポートさせていただくことで自身の成長につながっていると感じます」

一見すると順風満帆にキャリアを積んできたように見える西村ですが、かつてはいろいろと抱え込んでしまう傾向があったと自身を振り返ります。

西村 「気合いを入れて、多少無理をしてでも頑張って『自分一人でこれだけやれるんだ』というのを周りにアピールしたいと考えていたころもありましたね。でも、それでは自分自身が潰れてしまうし、そうなるとお客様にも迷惑をかけてしまう。さらに、会社に対する信頼もなくなり、次の依頼が来なくなるという極めて危険なリスクも生じます」

そんな経験を経て、「ここ1~2年で、人に仕事をお願いすることができるようになった」と語ります。

西村 「かつての僕は、『自分でやったほうが早いから』と人になかなか頼めないでいました。他人をあまり信用していなかったという点も否めません。でも、それではいつまでたっても他の人に仕事をしてもらえないと気づいたんです。

また、目の前のタスクだけでなく、案件全体を見られるようになったことも成長した点だと思います。全体のタスク量を洗い出し、納期から逆算してスケジュール調整をしていくことは、常に意識していることですね。プロジェクトマネージャーという立場になったからこそ、気づけた視点かもしれません」

多様で魅力的な選択肢がキャリアにも提示される。HMSの魅力ここにあり

西村 「そもそも、マーケティング領域へ挑戦することに興味があって博報堂マーケティングシステムズに入社したわけですが、まだ描いていたほどはマーケティング実績が積めていないというのが正直なところです。会社としても、新しくチームが作られているタイミングなので、今後はそのあたりにも携わっていきたいという気持ちがあります」

一方、チームマネジメントのスキルを伸ばしていく方向も見据えています。まさに、自分の中のどの点を伸ばしていくのが最善なのかを模索中です。

西村 「どの方向に進むべきか、もう少し考えてみようと思っています。ただ、どの道に進むにしても、相手の立場になって考えることを何より大切にしたい。

お客様と話しているときも、上司に相談しているときも、こうしてインタビューを受けているときも。誰かとコミュニケーションをとる以上は、相手は僕のために時間を割いてくれています。であれば、相手が何を求めているのかを考え、察し、満足させられるような回答や提案をしたい。

物事を円滑に進めるため、常に意識している点です」

最後に、博報堂マーケティングシステムズの魅力についてこう話を締め括ります。

西村 「博報堂マーケティングシステムズに入社して、定時で仕事をしっかりと終わらせようと意識しているメンバーが多く『僕もその気持ちでやらなくては!』というマインドセットに変わりましたね。

おかげで、土日もしっかり休めるようになりました。旅に出たり、家でゲームをしたり、メリハリのある毎日を送れている点は大きな魅力です。

そして何より、社歴を問わず、短期間でもキャリアアップしていける環境。僕の場合は、部内での人の異動が重なった時期があり、期せずしてリーダーの立場になったという背景はありますが、これまでの経験を活かせるような活躍の場を与えてもらえること。信じて大きな案件を任せてもらえることは、博報堂マーケティングシステムズという会社だからこそではないでしょうか」

現状でさらにステップアップするのか。マーケティング分野を深堀りしていくのか。はたまたマネジメントスキルに磨きをかけていくのか。今後の活躍に目が離せません。

※2023年5月時点のものです