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白道の芸術家と神と大学

絵師白道の考える
芸術家と神と大学。

僕は絵と書を描く芸術家です。
といっても本業じゃない方が多い中、、僕はそれが本業です。
15年目です。
副業もありません。
現在48歳で妻と二人暮らし。
まあまあな暮らしぶりで十分に幸せです。

とはいえ 
絵師になるまでが凄まじく苦しい人生でしたので、そう思うだけかも知れません。

芸術家になるには先ず芸大に行かなければなりません。
行ったからといってなれる保証はありません。

僕も憧れていました。
30歳くらいまで、行けばきっと大きな学びがあり開かれる世界も大きく拡がっていけるのだと信じていたからです。

しかし、僕は行けていません。

家の事情もあり、自分自身そういう身分では無いと薄々感じていたからです。

なので大学へ行く人達を羨ましく思っていました。
しかしながらそんな事に負けないようにと毎日、自分なりの絵を描き訓練を積んできました。
子供の頃から絵描きになりたかったからです。

楽しいというよりは
自分に枷た、修行のようなものでした。
決して上手な方では無かったのです。

今になって芸術大学を卒業された方達からお話しを聞くと
たまにこういう事を言われます。
「入学して直ぐに 芸術家ではメシは食えません。と先生に言われました。」と、
信じがたいのですが本当のようです。

(それいきなり 詐欺!?)って思いました。

いくら授業料を払わされたのか
親御さんはクレーム言わないのか不思議でした。

その方達は実際に今、芸術家をされていないので、先生のおしゃった事を信じて他の職業に着手さているのだろうと思いました。

僕は独学で絵描きになりましたが大学に行っていたらどうなっていただろうと、考えない日々はありません。

大学も行けず働きながら独学の絵を必死に描く日々を35歳迄送っていました。
数々の挫折を繰り返す中
神様に祈り続けました。
(どうか僕を絵描きにしてください!)と、
ところが、なかなか成れないので神様はいないのでは無いか?という考えに至りました。

いつから神様がいると思っていたのだろう、、
小さい時に親から教えられ大人になっても信じていた自分に呆れました。
僕は阿保でした。

自分の希望は行動することで
周りに影響を与え変えていくものだと悟りました。

大学は一つの環境で周囲で用意されたシステムです。
従うか? 利用するか?

騙される側か? 騙す側か?

神を信じるか? 己を信じるか?

明日の進む方向はどちらか?

それだけで大きく変化してしまうので生きるとは怖いものです。

「神をあてにせず
勇気をもって明日の一歩を踏み出した時こそ 神様は貴方を歓迎し助けてくれるものだ」と、神主のお客様が僕に教えてくれました。

信じる者が救われるのか?
信じぬ者が救われるのか?

         おわり







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