ニューヨークの地下鉄に忘れ物をした話

はじめに

タイトルのとおり、ニューヨークの地下鉄にスーツケースを置き忘れたというそれだけの話です。

まず、まさに今ニューヨークの地下鉄に忘れ物をしたばかりで、どうすればいいか検索してこの記事に来たという方へのメッセージです。

・あきらめるのか、あきらめずに探すのかを決断しましょう。
・あきらめずに探すならば、次の地下鉄に乗って終着駅に行きましょう。
・駅で清掃の作業員さんをつかまえて、聞いてみましょう。
・以上がだめなら、MTAの Lost and found に登録して待ちましょう。

この記事はあなたのために書きました。幸運をお祈りいたします。

以下は、そこまで切羽詰まっていない方に向けた読み物です。

紛失に至る経緯

 筆者は考古学を専門とする博物館学芸員ですが、先日北米に調査研究のため1週間ほどの出張に行ってきました。リュックに着替え等を入れて預け荷物とし、機内持ち込み可能な小型のスーツケースにパソコンやカメラを入れておりました。スーツケースはまだ買ったばかりの新品で、機内持ち込み可能なサイズです。
 行き先はフィラデルフィア(の近く)。ホノルル経由のハワイアン航空でニューヨークに行き、そこからAmtrakで行きました。直行便にしようかと思ったんですけどね、ニューヨークのホテルがめちゃ高いし、どうせ翌朝早起きして移動するだけなら、朝到着のホノルル経由でもいいかな、と思ったのです。その代わり、行きのホノルル空港で5時間くらい乗り継ぎ時間があるんですけどね。そこはビショップ博物館にでも行ってみようかなと。ただ、これがなんと空港からタクシーで博物館に行ってみたら臨時休館だったのです(日曜なのに!)。貸し切りのパーティーか何かの準備してました。そういうわけで、路線バスで空港に帰ってくるだけの不毛な時間の使い方をしてしまいました。閑話休題。
 さて1週間後です。用務も終わってあとは日本に帰るだけ。ニューヨークまでは前日にAmtrakで移動していました。飛行機は日曜朝10時にJFK空港出発です。チャイナタウンのホテルに泊まっていたので、朝6時過ぎにホテルを出て、地下鉄で空港に向かいました。ちなみに、私はまったくニューヨークの土地勘はありません。行ったのは約20年ぶり2回目でしたし、今回も目的地は別の場所、行きは通過しただけ、帰りも飛行機が朝だから前泊しただけでした。でもGoogle mapで検索すれば乗り換え案内も出るし、いい時代になったよね、とたかをくくっていたのです。

newyork.jp「マンハッタン から JFK空港 交通 案内」

 こちらのサイトで、マンハッタンからの地下鉄での行き方を紹介してくれてますね。「地下鉄AまたはE線を利用し、JFK AirTrainの駅まで行くことができます。(中略)この方法ですとマンハッタンから空港までは約1時間半かかります。長距離フライトの前に、大荷物を持っての移動となる場合にはあまりお勧めしない方法です。」(太字は引用者による)とあります。

はい、わたしも今となっては自信をもってお勧めしません!
しかしあの日の私は甘かった。「ずっと乗っていけばいいんでしょ?簡単じゃん」ってな感じで舐め腐っていたのです。

地下鉄

ニューヨークの地下鉄路線図 

ニューヨークの地下鉄路線図です。右端の方にJFK空港があって、チャイナタウンは左側にあるマンハッタンの南の方にあります。今回の話に関わる部分を略図にすると、下のような感じになります。

ニューヨーク略図(いろいろと適当です)


 私が泊まっていたホテルは J線の Grand St 駅 の近くでした。ここから2駅乗って West 4th St –Washington Sq 駅で南方向に行くA線に乗り換え、あとはどこまでも乗っていけばいいわけです。しかし、ここで致命的なミスをしてしまいました。なんと A線の逆方向(北方向)に乗ってしまったのです。言い訳のしようもない凡ミスですが、でも今も腑に落ちない点はあります。なぜかというと、乗ったホームには飛行機のマークがあって、いかにも空港に行きそうな雰囲気をかもし出していたのです。さらに車内の電光掲示板にも「via JFK Airport」と表示されていたのです。「空港経由」と書いてあれば、「これから空港を通るんだ」と考えるのは自然ですよね?でも、後でわかることですが、実はこの電車はすでに空港を経由した後だったんです・・・そんなこと知るか!

 というわけで、「少し南に下ってから東に向かう」はずだった地下鉄A線は、実際には北に上がっていたのです。変だと思わなかったのか?といわれれば実はちょっと思っていました。でも実はJFK空港に行くには「少し北に行ってから東に行く」というルートもあったんですよね(A線じゃなくてE線の場合だけど)。なので、「あれ、これでいいんだっけ?」みたいなことを考えてしまったというわけです。

 とはいえマンハッタン中心部を過ぎたあたりで、さすがに気付くべきでした。しかし、地下だと電波が悪いこともあって、私のスマホは現在地をいまいち正確に把握できてませんでした。車内には路線図も貼られていたのですが、席からはちょっと離れていました。そんなわけでそのまま乗り続けてしまったのです。(ところで、ニューヨークの地下鉄なんて治安悪そうだから車内でスマホをボーっと見てるなんて不用心!・・・という世界なのかと思ってましたが、車内のニューヨーカーも八割はスマホ見てました。まあそりゃ見るよね。)

 さて車内もだいぶ空いてきました。今思えば、マンハッタン北部に差しかかってたんですね。私の乗っていた車両では黒人のお兄ちゃんがスマホから大音量でラップを流してそれに合わせてノリノリで踊っていました。しばらくこの愉快な兄ちゃんに目を奪われていましたが、さすがにおかしいだろうと思って立ち上がり、車内にある路線図とスマホで現在地を確認。

やばい、完全に乗り過ごした。 ※正確には最初から乗り間違えてた。

ちょうど地下鉄は駅に停車中で扉が閉まろうとしているところ。
ドアが閉まる直前に間一髪で飛び下りることに成功!

そして、スーツケースを車内に置き忘れたのでした。

 さて、どうしよう。実はこの瞬間(というかちょっと前の瞬間)にやるべきだったのは、たぶん「無理やり扉を手でこじあける」でした。

地下鉄扉上の注意書き

 ニューヨークの地下鉄の自動扉のサインです。日本だと「扉に手を挟まないように」という注意がありますが、これは「扉を押さえるな」です。つまり閉まる扉を押さえて開けようとするやつがいるんですね。お前らどんだけ力任せなんだよと思いますが、でもやってみるべきでした。おそらく私のパワーでは通用しなかったでしょうが。

 しかし、その時は特に悪あがきをすることもなく、呆然と走り去る地下鉄を見送ってしまったのです。ちょうどもう一人同じ駅で降りた人がいたので、「今、車内に荷物置いてきちゃった、どうしよう」と聞いてみました。その人は「自分が前に置き忘れたときは、終着駅に行ったよ」と話してくれました。動転していたので、それで見つかったのかどうかまでは聞かず。今思えばこれは正しいアドバイスでしたが、その時は次の地下鉄を待つことなく、地上に出てしまいました。というのも次の地下鉄が何分後なのかわからず、終点まで何分かかるかもわからず、終点まで行って果たして飛行機に間に合うのか不安だったためです。後で考えると、たぶんニューヨークの地下鉄は東京の地下鉄みたいな近郊路線乗り入れとかは無いと思うので、そんなに終点が遠いということもないはずなんですが。でもつい「森林公園前とか南栗橋とか行っちゃったらどうしよう」という考えが頭をよぎってしまったのでした。

 降りた駅は 135th St という駅でした。セントラルパークの少し北ですね。日曜朝だったせいかお客さんも少なく、少なくとも私が出た改札口に駅員さんは見当たりませんでした(駅構内のどこかにはいたのかも?)。

 日本の交通機関で忘れ物をしたらちゃんと届けてくれた、海外では考えられない!なんて話はよく聞きますよね。ましてここは大都会ニューヨーク、生き馬の目を抜く世界。路上で強奪されてもおかしくないのに、地下鉄に忘れた荷物が出てくるわけないだろ、あきらめろ。それより飛行機に乗り遅れるとまずい、とにかく空港に向かおう、と心に決めて地上に上がりました。

ウーバー

 全く使っていなかったんですが、行きのホノルルでのトランジットの時にスマホにUberのアプリを入れていました。ビショップ博物館からの帰りに使おうと思ってたんですね。結局時間が余りまくってバスに乗ったので使いどころのなかったUberをここで呼んで、JFK空港に向かったわけです。

 車内でドライバーさんにも話をしたところ、「その荷物のことは忘れろ」と言われました。そりゃそうだ。でもしつこく聞いて、教えてくれた通りに「New York subway lost found」で検索すると、MTAのLost and foundのページに行くことができました。また、日本語で「ニューヨーク 地下鉄 忘れ物」で検索しても、現地在住の方のブログ(「ニューヨークの写真と食と子育てを発信」)に同じページのリンクが張られていました。一般論としていえば、忘れ物についてはオンラインあるいは電話で請求して探してもらうことになるようです。といっても5日後、10日後、21日後、30日後に状況の連絡があるよ、というような話なので短期旅行者向けではない。あと今日は日曜なのでたぶん電話は通じない。

 さてとりあえず「あきらめる」という選択をして空港に向かっていたわけですが、スーツケースの中には、パソコンとカメラ、さらに付属品などが入っています。カメラはだいぶ昔に買ったもの。あきらめもつく。パソコンはまだ新しい。正直あきらめがつかないけど、買い直すこと自体は可能。付属品は全部そろえ直すとなると結構面倒ですが、どれも手に入るものではある。問題はデータですが、仕事柄、そして研究のテーマ的に、外に流出してまずい情報はありませんでした。個人情報とか扱うことはまずないし、そのパソコンでは事務仕事とかもやってませんでした。主に撮影した資料の写真や3Dのデータ、あと多少のメモなどですが、これは他の人が見ても(多分かなり近い分野の同業者でも)どうこうできるもんでもないです。ガチガチ競争が激しい分野の方から見るとずいぶんのんきだと思われるでしょうが、そういう世界もあるのです。
 ただ今回の資料調査で撮影した資料の写真は失くなっては困ります。何のためにアメリカまで来たのかわからなくなる。その辺は抜かりなく、ちゃんとこまめにクラウドにアップして保存してあります。


そうしようと出発時は思っていました・・・そうするつもりだったんです!本当に!
 でも実際には泊まっていた安宿の回線が非常に頼りなかったこともあって、ちゃんとバックアップしていませんでした・・・とはいえご安心ください、外付けのメモリにはちゃんとバックアップを取ってありました。後部座席でごそごそとメモリを探したのですが・・・入っているはずのところに見当たらない!

 記憶をたどると、前日ニューヨークに向かうAmtrak内でちょっとPC開いて作業した後に、外付けメモリをPCのソフトケースのポケットに入れたような気が・・・しないこともない・・・もしそうだとすれば、スーツケースの中にパソコンと一緒に入っているはず・・・バックアップの意味ないじゃん!

ここで己の愚かさを呪って絶望したわけです。が、ともかく車はJFK空港に到着しました。

空港

JFK空港 Terminal 4

 さて絶望を乗り超えて帰国するか、あきらめ悪く帰国便を変更して荷物を探すか。迷った挙句、帰国を1日延長してスーツケースを探すことにしました。もちろん見つけ出すのは無理だろうとわかってはいますが、一応やれるだけはやってみようと。さすがに「出張行ってきました!成果はばっちりでした!データはないです!私の心の中にありまぁす!」じゃあちょっと酷すぎるので。
 帰りもハワイアン航空のホノルル経由便でした。まずは、果たして明日の便に変更できるかの確認です。ちょうど空港に来たことだしカウンターで変更してもらおうと思ったのですが、「オンラインか電話で変更してくれ」と言われてしまいました。なのでわざわざUber呼んで空港に行ってもあまり、というか全然意味がありませんでしたね。結局、手数料はかかりましたが、翌日の便に変更することができました。
 再び市内に向かう前にとりあえず地下鉄路線図を入念にチェック(前日にちゃんとやっておけよ)。先ほど自分が乗っていたのは間違いなくA線で、降りたのは135th St 駅であることを確認。そしてこの路線の終着駅は Inwood-207th St 駅。ともかく終着駅まで行ってみて、そこで探してみようと決めたわけです。宿は前日と同じところをもう一泊分予約しました。

再び地下鉄へ

 Air trainに乗って再び市内へ。このAir trainは、ターミナルの間を移動する分には無料なんですが、地下鉄駅に接続するところまで行くと、いきなり8.50ドルかかります。当時のレートで日本円にして1360円くらい。日本から来るとしょっぱなから物価の違いを思い知らされる訳です。ここから市内に行くにも何通りか方法がありますが、もちろん地下鉄A線で行きます。
 ここでの乗り換えも両方向あるんですけどね。さすがに今度は間違えませんよ。ちゃんとマンハッタン方面に向かいます。途中「今朝はここから乗ったんだなあ」などと思いながら乗ってましたが、この車両も電光掲示板にはずっと空港経由って出てました。そりゃ経由したけどさ、通り過ぎた後はもう出さないでほしい。
 中心部を通り過ぎ、さらに北へと向かいます。ここら辺から車両を移動しながら、スーツケースが置き忘れられてないかをチェック。「ニューヨークの地下鉄、なんか折り返し運転の時にちゃんと忘れ物とかチェックして無さそう」という、はい、偏見ですね、そんな風にちょっと思ってました。
 もしそういういい加減な運用なら、そのまま載せっぱなしでA線を往復してるかもしれない(誰も盗らなければ)。どの車両に乗ったかは正確には覚えていなかったのですが、ざっと探してみました。せっかく一日延ばしたんだから今日はこの路線の車両に片っ端から乗って探そうか、それとも終点までの駅全部のホームを探そうか、さすがに駅から持ち出されたら無理だな、なんてことを考えていました。
 ちなみにニューヨークの地下鉄は、車両間の移動は禁止です。なので、駅に停まるたびにいったんホームに出て移動することになります。本当に通れないのかな、と思って後で調べたら、どうやら禁止されているけど絶対に通れないということもないみたいですね。 Subway surfing とかやる奴らはこの連結部分から外に出るらしいです。Subway surfingってなんだそりゃという方は、調べてみください。
 そんなこんなで、A線の終着駅である Inwood-207th St 駅に到着しました。

終点 Inwood-207th St 駅  Photo by EmperorOfNYC CC BY-SA 4.0

終着駅

 終点まで乗っていたお客さんはだいぶ少なかったように思います。そして無人になった車両に、作業服を着た黒人女性が乗ってきました。ニューヨークの地下鉄、ちゃんと折り返し前に掃除してます!偏見持っててごめんなさい。この清掃員さんに、朝スーツケースを車内に置き忘れたこと、明日には日本に帰らないといけない事などを伝えます。空港に行ったりしたせいで、すでにしばらく前の話になっていました。

 どうせ、けんもほろろでまた「忘れろ」とか言われるんだろうと思ってましたが、なんと「私、そのスーツケース知ってる!」と言い出しました。どうやら今朝、スーツケースの忘れ物があったらしい!? 改札で聞いてみろと言われ、早速そちらに向かいます。改札出たところのブースで駅員さんに聞きます。でもこの駅員さん、ちょっと調べて「そういう忘れ物は届いてない」とのこと。「ここに連絡しろ」と渡されたのはMTAのLost and foundの連絡先でした。それ知ってるけど間に合わないんだよ!

 と再び絶望した時、ホームからの階段をさきほどの清掃員さんが上がって来ました。どうやらあの日本人の忘れ物がどうなったか、確認しに来てくれたみたいです。「残念ながら届いてない」というと、「彼は明日日本に帰らなきゃいけないのよ!」(←本当は今日だったんだけど)と言ってから、「ちょっと待ってて」と言ってスマホで誰かに電話しながら、階段を下りていきました。

 改札で待つこと数分。「もしかして」という淡い期待と「いやいや、無理だろ」という諦めとが錯綜します。何分後でしょうか、そんなに時間は経ってなかったと思いますが、再び階段を上がって来ました。階段の途中で両手でサムズアップしてこっちに来いと。
 
 あわてて駆け寄り、一緒にホームに下ります。すると、「スーツケースはある。ホームの向こう側に見える男の所に行け」と言われました。
 お礼を言ってから、ホームを急ぎます。向こうから来たのはやはり作業服のおじさん。歩きながら話すと、今朝スーツケースがあった、あったのは車内ではなくホーム上、みんな爆弾だとか言ってたけどまだ新品だしそんなことはないだろうと思ったんだ、とのこと。何色だったかと聞いたら「黄色」。そう、黒とかグレーだと普通過ぎてバゲッジクレームで見つけにくいかなと黄色にしてたんですね。

 実はここまで最初の女性には感謝しながらも、「そうは言ってもやっぱり違うスーツケースだった、っていうオチなんじゃないの?」という疑いの方が強かったんですが、この答えでこっちも「それだ!」とテンション上がり、向こうも「そうだろ!俺も黄色だと聞いて絶対そうだと思ったんだ!」となって、興奮気味のおっさん2人が小走りでホームの反対端までやってきました。
 「セキュリティの関係でここから先は入れないから待ってろ」と言われ、しばし待つ。少ししておじさんが持って出てきたのは、まさに探し求めていたこれ!フィラデルフィアで貼ったPhilly cheese steakのステッカーも貼ってある!間違いない!

幸福の黄色いトランク

 というわけでスーツケースと4時間ぶりの再会を果たしたのでした。おじさんとは握手してハグをしてお礼を言いました。チップとか渡した方がいいのかなとも思ったのですが、なんかそういう雰囲気じゃなかったです。最初の女性にもあらためてお礼を言いたかったのですが、その後は姿を見せませんでした。本当にありがとうございました。

その後

 スーツケースを取り戻した後は、まずはホテルに戻ってチェックイン。今度は回線がどうこうと文句を言わず、数時間かけてクラウドに上げてバックアップをとりました。そしてここで判明した衝撃の事実。バックアップ用の外付けメモリはちゃんとスーツケースとは別に持っていました。Uberの車内では焦りすぎて、ちゃんと探せていなかったんですね。
 もっと自分を信じて落ち着けよという話ですが、もしデータがあると分かっていたら、ニューヨークで忘れ物探すなんて無駄なことはせずに、スッパリ諦めて日本に帰っていたでしょう。一日延長での変更手数料や追加の宿泊料、あといろいろ迷惑かけた分と引き換えにパソコンとカメラを取り戻したことになります・・・残って探した甲斐があった、といえるでしょうか?

おわりに

 というわけで、長々と顛末を書いてきましたが、今から思えば最善の手順はこうでした。

・とにかくすぐ次の地下鉄に乗って終点まで行く。
清掃の人を見つけて、スーツケースがなかったか聞く。
・飛行機の便の変更が必要なら、スマホで行う。

 ただ今回に関しては、すぐに追いかけたところで当日の便には間に合わなかった可能性が高かったとは思います。なので1日延長という結果は変わらなかったかな。その日のうちに取り戻せなかった場合は、Lost and foundの正規の手続きに従うことになりますが、日数がかかるので旅行者にとっては「あきらめる」のと一緒ですね。果たしてそれでどれくらいの確率で見つかるものなのかは、ちょっとわかりません。

 もちろん、「荷物を車内に置き忘れない」のがベストですね。そのためにも、「JFK空港まで地下鉄で行くのは、(素人には)おすすめしません」ということになります。翌朝は素直にタクシーで空港まで行きました。







 




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