コーディネーター・アラジンのブログ #120 北アルプス山麓育ち
Harvest from the foothills of the Northern Alps
1月26日、国際観光科の2年生が、長野県庁を訪問しました。
それは、この日に開催される「北アルプス山麓物産展in県庁2024」の会場にてチラシ配布、アンケート実施、ブランド品販売支援を行うためでした。
北アルプス山麓ブランド
信州・北アルプス山麓の豊かな自然が育んだ特産品の中で「物語性」「独自性」「信頼性」「将来性」の4項目に秀でた商品を「北アルプス山麓ブランド」と認定。現在127品が認定されています。
「北アルプス山麓物産展」は、それらのブランド認定品や地域の特産品の情報発信と販売促進によって、地域の振興に資するために開催されたものです。長野県庁10階の大食堂脇の部屋で開催されました。
生徒たちは、バスで県庁に到着後、10階エレベーターホールで、さっそく食堂を訪れる県庁職員や一般の方たちに、案内のパンフレットを配布したり、会場出口で物品を購入された方々にアンケートをお願いしたりと、活躍しました。遅めの昼食を県庁食堂で済ませた生徒たちは、長野県の観光誘客関連施策に関する特別講義を受講しました。
この日の販売品は、松川村、池田町、大町市、白馬村、小谷村で作られた日本酒やワイン、農産物の加工品、スイーツなどでしたが、私が驚いたのは、白馬村ブースに並んでいたお米でした。
寮の前の田んぼのお米が日本一に!
白馬村のブースには、農政課の顔見知りの方がおられ、声をかけてくださいました。今回出展されていた白馬村の北アルプス山麓ブランドの話題になって、「この米が、12月の全国コンクールで日本一に選ばれたんです」と紹介してくださいました。
見ると、「特別最高金賞(お米日本一コンテスト2023)」のラベルが。
しかも、このお米は、白馬高校の寮の向かいの田んぼで収穫されたものと言うではありませんか!
このお米は白馬村の株式会社「せせらぎ」がエントリーした長野産コシヒカリで、全国から510点の出品があり、まず機器審査で75点が選ばれ、15名の審査員による試食審査を経て30点に絞られ、トーナメント形式で最終的に1点に絞られ、特別最高金賞を獲得しました。(2023-12-20)
次のトーナメント表と(株)せせらぎ代表の太谷さんの写真は、
https://www.gohansaisai.com/fun/entry/detail.html?i=826 から拝借。
思わず、私も買い求めました!
お土産用に3袋も!
白馬で美味しいお米がとれるのは、豪雪地帯の清らかな水と、気候変動などで、白馬辺りの山麓地帯がコメの生育環境に適するようになったからでしょうか。
「北アルプス山麓育ち」は今、農産物のブランドとして知名度を高めてきています。
白馬高校生に「君たちも、北アルプス山麓育ちだったね。ブランドじゃないか!」と言うと、笑われました。
でも、胸張ってブランド意識を持って卒業して行って欲しいですね。