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コーディネーター・アラジンのブログ #116 糸魚川高校との合同WS

Inter-school exchange across prefectures

年末の白馬高校フォーラムに参加してくれた新潟県糸魚川高校の1年生全員が、その日午後からは、白馬高校での合同ワークショップに参加しました。

この日は雪が多く降ったので、糸魚川からのバスが遅れ、フォーラムにギリギリ間に合うというハプニングがありました。

昼食を済ませ、白馬高校に到着した糸魚川高校のバス

全員が白馬高生と糸魚川高生のミックスした10班に分かれて、白馬高校の普通教室のほぼ全教室に分かれて、ワークショップをしました。

テーマは、
 「白馬と糸魚川が一つの地域として、
     どんな地域になったら自分たちは住みたいか?

ワークショップで最初に行うのは、そう、「アイスブレーキング」ですね。肩の力を抜いて、後に自由に発言しやすくなるよう、和やかな雰囲気を作り出すにはこれが必要。今回、各班それぞれ独特のアイスブレーキングをしてていました。

ある班は、ジャンケントレイン。出会った二人が互いに自己紹介をして後ジャンケンをして、負けた方が後ろに繋がっていって、一本の列になる、比較的ポピュラーなやつですね。

ジャンケントレイン

ある班は、参加者が順番に並び、自分より前までの人の自己紹介を全て覚え、順番が回ってきた時にはそれらを全て言った後に自分の自己紹介を付け足すというもの。積み木式自己紹介というそうですね。

積み木式自己紹介 

また、ある班では、二人一組で、一人が目を閉じている間に、もう一人に、お題が示され、それをジェスチャーで相手に当ててもらう、サイレントジェスチャー。

サイレント・ジェスチャー

など...

十分、氷が解けたところで、いよいよ本題に入ります。

まずは、配られた大きめの付箋に、白馬・糸魚川それぞれで、
あるもの
ないもの
あったらいいもの
を書き込んで、台紙に貼っていきます。

それぞれの思いつきで書き上げた付箋をみんなで吟味します。

あるものでは、地域で生活している人、訪問した人にとってそれがプラスとなるものかと。
また、ないものは、それが地域にとって不便なことか、他の地域にはあって、ここにはないものなのかと。
あったらいいものは、自分の立場だけでなく、高齢者や子育て世代や小学生などさまざまな立場の視点からも考てみる。

そして、ここが重要なんですが、あるもの、あることについて、あるものそのままではなく、それをアップグレードして活用させることを考えます。

このワークショップには、地域から5名の方がアドバイザーとして参加されていて、生徒たちのアイデアに様々なコメントやアドバイスをしてくださいました。

そして、テーマである、
「白馬・糸魚川を一つの地域として、
  どんな地域になったら自分たちは住みたいか?」
に迫って行きます。

再び付箋を使って、次の3つの項目に関するアイデアを書き込みます。

●今あるもの・ことの活用やアップデートに関すること
●あったらいいもの・ことを具体的にする
●自分たちが考える理想の地域とはどんなところか

さらに、貼られた付箋を見て、話し合いながら、文章にまとめていきます。

そして班ごとに発表。

最後に記念撮影。この頃には、最初の緊張感もなく両校の生徒は打ち解け合って笑顔があふれていました。

バスで1時間余りの帰路につく糸魚川高校生を白馬高生が見送りました。

教室から手を振る白馬高生たち


こうした部活動ではなく、授業で県をまたがった高校間の交流は3年目になります。互いに刺激を与え合う交流はいいですね。