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コーディネーター・アラジンのブログ #111 白馬高校生の特典
Benefits for Hakuba High School Students
今年は雪が早く、白馬周辺のスキー場も12月1日あたりから、八方尾根や栂池高原など主要なところは上部からオープンしています。比較的低い岩岳スキー場も15日からオープンの予定。(このところ暖かい日がつづいているので、どうなるかな?)
必ずしも、スキーやスノボといったウィンタースポーツが大好きな生徒ばかりではありませんが、やはりこの時期になると、スキーの話題が多いですね。
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先日、オーストリアにスキー合宿に行っているスキー部のアルペンの生徒から写真を送ってもらいました。長野県スキー連盟アルペン部のジュニア・ユース・大学選手の合同合宿で、シーズン初めの基礎練習と滑り込みが目的です。
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寄せられていたメッセージは、
毎日充実したトレーニングができています。
残り少ないですが、オーストリアでのこのトレーニングを今シーズンのレースに活かしていきたいと思います。 F.Y.
12月になると、スキー部の生徒たちは大変忙しくなります。学校の課題もこなし、海外や北海道などでの強化合宿とか、体力も気力も筋力ならぬ金力も必要になります。
海外だけでなく、長野県スキー連盟では、アルペンでは県内の合宿もあり、クロス、ジャンプ部門では北海道合宿があり、そちらに参加するスキー部員も数名ずついます。みんな1月からの大会に備えて頑張っていますね。
さて今回は、白馬高校生の特典についてお話しようと思います。
もちろん、上記のようなスキー部の海外合宿があったりするのも、白馬校の特典と言えますね。
そのほかに、地域からいろんなお誘いがあり、一般の学校では経験できないことが出来たり、様々な授業で校外に出かける際に村バスや学校のバスを利用できるのも特典と言えます。
いま取り組んでいる高校生ホテルとか、教室の断熱プロジェクトとか、地域の協力が不可欠ですが、そんなところに喜んで協力していただける地元の方々がたくさんいるというのも大きな特典といえるでしょう。
月3,000円で毎日学べる公営塾もすっごい特典ですね!!
今日紹介するのは、スキー場のリフト代についての、素晴らしい特典です。
村内の白馬五竜や47や八方などのスキー場は、白馬高校の学生証を見せれば、1日券がたったの650円です。例えば、八方スキー場のこども(6~17歳)の1日券が3,600円ですから、なんと安いことか。
中でも、岩岳スキー場では、以前からグリーンシーズンは白馬高校の学生証で無料にしていただいてましたが、今シーズンから、冬のゴンドラも無料にするよと連絡をいただきました。
岩岳リゾートは、和田寛社長(2023.10引退)の大胆な取り組みで、冬のスキー場だけでなく今や冬場を逆転し、夏場に20万人もの観光客を迎えています。
他にも白馬高生にはシーズン券の特典があります。
白馬村内に「一般社団法人 白馬村スキークラブ」という組織があります。このクラブは、長野オリンピックを前に、白馬村体育協会(昭和26年発足)からスキー部門が独立したものだそうです。
このスキークラブでは、白馬村策動事業者協議会の協力の下に村内スキー場共通リフトシーズン券の発行をしています。
その販売対象者は、
1.白馬高校生
2.白馬村内の学校に勤務している教職員・顧問
3.白馬村出身の高校生・大学生の競技スキー部員
となっており、白馬高生は、このシーズン券を購入することができます。
その値段は、高校生は19,900円。
一般の人が共通シーズン券を買おうとすれば、Hakuba Valley10スキー場で
165,000円(リピーター割でも99,800円)。(これは北アルプスの大町や小谷村のスキー場も含む豪華なチケットですが。)
ほかに、一つのスキー場のシーズン券なら、八方尾根で高校生30,000円、五竜47共通で70,000円、栂池で、70,000円などと比べると、白馬村内スキー場すべてで使えて2万円以下というのは破格の値段ですね。
まとめると、
白馬高校生がスキーをする場合、
村内全部のスキー場でいつでも滑れるシーズン券は、19,900円
村内スキー場の一日券は 650円
ただし、岩岳スキー場なら 0円!
どう? なかなかの特典でしょ。