見出し画像

コーディネーター・アラジンのブログ #127 3年生を送る会&卒業式

Graduation send-off party and Graduation ceremony

3月1日には卒業式が、その前日には在校生の企画による3年生を送り出す会がありました。

3年生を送る会

会の冒頭に、学校長から2名の3年生に「校長賞」の表彰がありました。
この賞は、「在学中、学習活動・課外活動・社会活動等において主体的な挑戦を行い、自らを成長させ、他の生徒に元気を与え、白馬高校の価値を社会にアピールした生徒の努力を讃え、校長が表彰を行うもの」として、昨年から設けられました。

選ばれたのは、吹奏楽部で活躍した前田くんと、前生徒会長の新井さんです。
普通科の前田くんは、ミスターチューバと称される生徒で、毎日チューバを持って登校し、少人数の吹奏楽部を盛り上げ、たくさんの演奏会や地域のイベントで活躍してくれました。国際観光科の新井さんは、1年生の時から、地域の活動に積極的に参加したり、ダンス部やインターアクト部での活躍、さらに生徒会長として、初めて学校全体で討論会を主催したりとリーダーシップを発揮したことなどを讃えて表彰されました。

校長賞の二人

つづいて、#114でも触れた、「大糸線を残そうのプロジェクト」に取り組んだ3人組が、2月の中信地区の探求授業の発表大会で企業賞を受賞したことが紹介され、みんなの前で表彰されました。副賞として山雅やウォリアーズの鑑賞券も贈呈されました。また3人が考えた小谷漬けのマスコットキャラクターが商品に添付され販売されることになったそうです。

企業賞を受賞した3人
商品に貼られるマスコットキャラクターシール

さて、ここからが、生徒主催の送る会本番です。
最初に生徒会長の挨拶なのですが、あいにく会長の北村くんは、スキー部の遠征で不在のためビデオレターで挨拶しました。

この後は、多くの学校でもよくやる3年間の思い出ビデオやスライドショー、先生方からのメッセージビデオが上映されました。

続いて、全学年混成の14班に分かれて、イントロクイズをやりました。このあたりは、白馬高校独特かも知れませんね。小規模校であることと、学年の壁を越えて友だちになろうという生徒会のスローガンの下での企画です。

続いて、「誰の幼少期か当てクイズ」です。3年生の幼少期の写真が次から次へと出題されます。それを「〇〇先輩!」と2年生や1年生も当てるのですから、生徒同士が学年の壁を越えて、部活動だけでなく日頃から知り合っているということがよく分りました。

こうして、1時間ほどの送る会は盛り上がって終わりました。
最後に3年生は花のアーチをくぐって退場しました。


翌日の卒業式に登校してくる3年生を迎える教室は黒板アートで飾られました。


卒業式

さて、翌日の卒業式も厳かにつつがなく行われました。
卒業式らしい卒業式でした。


白馬らしいなあと、私が感じたのは、来賓の方の人数が19人と多いこと。
その理由として、白馬村と小谷村の両村から支えられた学校であるということ。両村長や両村の教育委員長、村議会議長、中学校長が出席されています。
また、県で唯一の、コミュニティースクールとして運営協議会が学校運営に関わり、その委員の方々がたくさん出席されたことなどでしょうか。

最後に今年の卒業記念品として学校に贈られたものが、可愛いので紹介しますね。それは、子ども用スリッパ
しろうま祭(文化祭)などで学校にやってくる地域のみなさんが、家族連れで来られるときなど、小さなお子様が履くスリッパがこれまでなかったことに目を付けたのかな。実用的な記念品としてグッドアイデアですね。

これまで来客用スリッパはみな大きかったですね。これはいいですね。