コーディネーター・アラジンのブログ #77 自転車
bicycle race
世間では夏休み(白馬高校は来週7月28日からです)に入ったようで、大勢の観光客を村のあちこちで見かけるようになりました。土日を中心にいろんなイベントが開かれていて、特に地図を片手に早足で歩いている人たちや、地図をハンドルに固定して、一列に整然と走る自転車集団をよく見かけます。
私も自転車は好きで、通勤も晴れの日のほとんどは愛用の赤い折り畳み自転車で通勤しています。もちろん、今春からはヘルメットをかぶっています。
まあ、私や妻は実用性のみを求めているのですが、折り畳みゆえに、日本のあちこちで走りましたね。九州は水前寺公園から熊本城(震災前)まで、四国は松山市内で坊ちゃん風呂へ、しまなみ海道や千里浜なぎさハイウエイ、糸魚川・上越の頚城自転車道(旧北陸本線廃線跡)、安曇野拾ヶ堰周辺、小布施町内、仙台市内、宮城県は久慈駅周辺からあまちゃんロケの白い灯台とか、、、、。
あと、ワルシャワとかミラノとかではレンタサイクル。ドイツのフェヒタではホストファミリーにお借りした足の届かない、ブレーキレバーの無い自転車(ペダルでブレーキ)で快適な自転車専用道路を走ったなあ。
実用性からいうと自転車という移動手段は、エコロジー的にもエコノミー的にも健康的にも優れていますね。
今日も白馬ではEVカーのイベントが開かれていますが、走行中にCO2を出さないといっても、充電時には、火力にもお世話になっているし、大容量バッテリーのせいで車体重量がばかでかくて、移動のエネルギーは無駄が多いです。100㎏の人と荷物を1500㎏の車で運ぶ矛盾!
自転車にはかなわないね。
今日はこんな話を書く予定じゃなかったんです。
この時期、白馬高校の校舎に掲げられている生徒の活躍を披露する垂れ幕は、こんな具合です。
つまり、今日お伝えしたいのは、「”白馬高のスポーツといえばスキー”だけではないよ、自転車競技の活躍も凄いですよ」ってことなんです。
1年生の原さんは、全日本自転車競技選手権マウンテンバイク・ダウンヒルユース女子部門で優勝。
冬はスキーで、夏はマウンテンバイクで、「山の斜面を猛スピードで下る」
のが大好き。冬のフリースタイルモーグルも期待されています。
また、男子の山田愛太君(2年生)は、間もなく北海道で開催される全国高校総体(インターハイ)に自転車競技で出場。
高校総体県大会では自転車競技1㎞タイムトライアル、ケイリン、スプリントの3種目で見事に優勝しています。活躍が期待されます。
ところで、ケイリンという競技ですが、私はよく理解していなかったので、調べてみました。カタカナ表記であることが大事なんですね。
ケイリンとは、
二人ともスキー部に所属して、基礎体力を鍛えています。
スキー部は、部活の一環として、しばしば、放課後に自転車で標高差400m、距離10キロの白沢峠まで往復や2往復を走っています。
また、土曜日には、学校から距離21キロ、標高差1200mの栂池自然園まで、自転車によるヒルクライムをすることもあります。
慣れない一年生がくたくたで寮に帰ってくるのを見かけたことがあります。
そんな日頃の鍛錬が冬場のスキーや自転車レースに生かされるのでしょう。
先日も、白馬ジャンプ台から黒菱林道終着点まで、距離10キロ、標高差765mを自転車で走破するイベントが行われました。
大糸タイムスの記事を拝見すると、
ゴンドラ一本分(標高差765m)往復を30分でという計算になりますね。Σ(・□・;)
私は、原さんには数学で、山田君には物理の授業で、顔を合わせるのですが、もちろん授業中は普通の生徒。
いろんな青春がありますね。
¡Ánimo!