My Journey at 21
《前号からの続きです。》
イタリアやタンザニアの話を一通りした後、生徒たちに質問がないかを聞きました。
ゴゴ語GoGoGoって面白いですね。何語?ごごご。
休学中にしていること
そのあと、現在大学を休学中であることを話しました。
このまま大学に行っていても自分の身になるのかと思い、これまで出会った大切な人たちとゆっくりした時間を取りたいと思い休学を決めました。アフリカ行きで心配をかけた人たちにもありがとうと伝えたくて、この休学を人との繋がりに使おうと1年間旅をしています。
それでもただ旅をするのではなく、手形を集めているそうです。
手形を集めることで新しい出会いがたくさんできるそうです。外国の方でも興味を持ってくれそうですね。ただサインくださいじゃなくて、手を押し当てて、ペンで手の形をなぞって、名前や住んでいる都市や好きな言葉やら、その人らしさを表す言葉を書き添えてもらうだけなので、たくさん集められそうですね。質問してみたら、手形集めは自分で思いついたそうです。
この講演の後も、たくさんの生徒や先生方や、取材に来たケーブルテレビのカメラマンさんも手形を書きました。
出井さんには貴重な宝物になりそうですね。
実は、彼女は4月から今月まで、小学校時代を過ごした青森県で暮らしていました。休学を決めて旅に出ようとしたときに、青森の祖母が病気で余命もわずかだと聞いて、旅をやめて、青森で祖父母のために時間を使おうと農業を手伝っていたそうです。すこし仕事に余裕ができたので、旅を再開し、地域の人の交流センターに顔を出すようになったそうです。
前号の冒頭に書いたように、彼女は地域の人にも親しまれ、青森の交流館で一日館長をして、この自分史を語る機会を地元の人たちからもらったんでしたね。
21年間をふりかえって
最後に、21歳の今、感じること、気づいたことをまとめてくれました。
彼女の優しい語り口は人を動かす力があるように思います。動画でお見せしたい所ですが、ここでは文字でお伝えします。
このあと質問がいくつか出ました。
司会をしていた私は、迂闊にも、彼女の講演を受けて、生徒に向かって「今日の話を活かして、君たちも彼女に負けないくらい・・・」と言いかけたら、叱られました。
その通りですね。
彼女より、半世紀長い人生を送っている私も、おおいに元気をもらうことができました。