コーディネーター・アラジンのブログ #87 白馬駅前ストリートフェス
street festival
2023.9.2
白馬駅前から西の八方尾根に向かって八方口通りまでの区間(約350m)でストリートフェスが行われました。
もともと周辺で行われている無電柱化事業のPRが目的ですが、歩行者天国では村内のさまざまな事業者が協力して、マーケットやキッチンカーの他にもステージでの演奏やアクティブパークでのパフォーマンスなど盛り沢山で、住民や観光客が一緒に楽しめるフェスとなりました。
白馬高校からは、吹奏楽部と軽音楽部、それに美術部が参加しました。
いずれも少人数のクラブですが、精一杯披露して大きな拍手をもらいました。特に軽音楽部は、顧問のN先生がピアノ独奏を披露。ピアノの弾ける大人になりたいと、軽音顧問になってから練習したというお話をされていました。軽音でこの日はボーカルで登場したM君も、演奏前の語りが非常に旨く、もちろん歌声も良かったですが、私などは歌う前から、彼の語りに感動していました。
このフェスはたくさんの人が出向き、夏祭り以上の盛り上がりがありましたが、さまざまな企画の中で一番、参加者みんなが一つになれ、祭の醍醐味を味わえたのが、「流しそば」のイベントでした。
「流しそうめん」ではなく、信州らしく「流しそば」を、白馬にちなんで、89.8m流しました。(^^♪
路上に設けられたソバのコースは、道路の傾斜に合わせたもので、なだらかに駅方向に向かって流れます。実験も練習もせずの一発勝負だそうで、企画者側もハラハラ・ドキドキ。コースは、地元の空調業者さんが用意してくださったエアコンのダクトのカバーを使用。竹でも雨樋でもありません。また、流した蕎麦も地元の白馬製麺所が提供。
一番初めに流されたそばは、箸とお椀をもった大勢の参加者の誰もが手をつけてはいけないと指示され、ゆっくり目の前を流れていくのを見つめます。途中で詰まったりしないか冷や冷やしながら、大人も子どもも流れる蕎麦を応援します(笑)
そして89.8m先で、箸ですくいあげたのが、白馬村村長!
村長の口に蕎麦がはいるや、みんなが大拍手。
だれもが、笑っている、そんな楽しい祭でした。
このイベントは、さながら、白馬村のお祭りのようでしたが、無電柱化工事終了を祝うイベントではなく、県の無電柱化事業への理解を深めるためのイベントで、この工事は、令和8年まで続きます。
駅前から電線のない空と山が見られるのは、まだまだ先の話です。