授業で登山道整備!?〜こんな授業があるんです@白馬高校〜
こんにちは。
白馬高校&白馬村の魅力あっぷをサポートしている、しろうまムラミです。
今回は、私の代わりに急きょ校外学習に同行してもらった助っ人さんによる記事となります。
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みなさんこんにちは。
いつもは白馬高校サポーターのしろうまムラミさんが、生徒たちの日常を発信しているのですが、今回はわたくし、山歩きが好きな地域のおばちゃんが生徒たちの活動の様子をお届けします。
山岳実習って?
北アルプス白馬連峰の麓にある白馬高校では、山岳実習という選択授業があります。
対象は2年生。
山岳実習では、山で必要な基礎知識などを、主に実際に現場に行って体験し、学んでいきます。
その中の学びのひとつとして毎年地元の方々と登山道の整備を行います。
どこでどんな整備をする?
今年は8名の生徒が小谷村山案内人組合の方々と一緒に、
【小谷村栂池自然園(標高1900m)〜天狗原(2180m)】までを、道標3本を担ぎ上げ、登ります。
天狗原のグリーンロープ(登山道以外に人が入らないようにするためのロープ)を張る作業をしました。
道標は木でできていて、1本20kgくらい!!それを背負子に結び付けて運びます。
けわしい登山道を長い荷物を背負っていくのは容易ではありません。
腰をかがめないと通れない箇所もいくつもあります。
足場の悪い道、背中に背負う20kgの荷物、大きな段差があれば飛びでている枝につっかかる道標。
途中、交代しながら一歩一歩目的地を目指します。
なんと、先生も担ぎます!頼もしい!
足元に気を付けながら雪渓を渡り、ようやく天狗原に到着。
ここから先は山案内人の人たちで、道標をさらに先へと運び上げてもらい、生徒たちはグリーンロープを張る作業。
山岳実習で必ず習うロープワーク。
現場では常に実践を求められますね。
天狗原での作業が終わったので下山し、栂池自然園を展望湿原を目指して一周。
展望湿原を通るコースは約5.5km。
自然園内の魅力的な各スポット、銀名水・モウセン池・風穴・ヤセ尾根を満喫できるルートです。
お昼は自然園最奥の展望湿原で。
展望湿原からは白馬岳大雪渓を登る登山者を確認できるくらい近くに見ることが出来ます。
ちなみに、山岳実習では8月にこの大雪渓を登って白馬三山を縦走し、白馬鑓温泉をぬける2泊3日の縦走登山が予定されています。
園内には沢山の花々が咲いていてとても綺麗でした。
その中からこの時期ならではの人気のお花を紹介します。
これは雨に濡れると花弁が透明になる花「サンカヨウ」。
この日は雨でなかったため、透明ではなく白いお花でした。
雨に濡れないと透明にならないそうで、手持ちの水をかけても花弁が散ってしまうだけだそうです。
花にも可哀想なので、やめてくださいね。ぜひ雨の日に見に行ってください。
おわりに
さて、最後になりましたが、今回の山岳の授業の感想を一言お伝えします。
いやぁ、同行させてもらってとてもよかったです。
登山道整備といっても色々な作業があることもわかったし、何より誰一人として弱音を吐くような生徒がいなかった!黙々と前に進む姿はとても頼もしかったです。
近年、山小屋での人手不足や、登山道の荒廃、整備など山岳にかかわる問題が多くありますが、こういったフィールドワークがこれらのことをより身近に感じ・考える機会になると思いました。
それにしても、若いって素晴らしい。
久々にあふれ出る彼らのエネルギーにふれたおばちゃんは、また来年も一緒に行けるようにもっと身体を動かして体力つけねば!と心に誓いましたとさ(^^)
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「山歩きが好きな地域のおばちゃん」さん。
ご協力いただきありがとうございました。