初めて推しに会う。当日編
推しに会う当日が来ちゃったよ!!!!!!!!と起きた瞬間にそう思った。前日の就寝前に「明日、私はどうなるんや…」と思っていたがライブ当日はいとも容易く、簡単に、呆気なくやってきた。そんな…私、何も覚悟できてないよ…と思いながらも腹を括り、会場近くの鯛焼き屋さんで鯛焼きを買い、あ、期間限定の渋皮栗あん美味しい…やっぱり甘味は落ち着く…などと自らを落ち着かせながら会場へと向かった。待機列の先頭だったのだが会場に入ると推し(1人目)がいて「1番の方に!」とプレゼントを貰うという思わぬファンサを浴び、ここら辺りからの記憶がふわふわ夢見心地である。推しが、推しが生身の人間で実在した。しかも私、プレゼント貰った。大丈夫か?????まだライブ始まってないぞ私。ここで情緒狂うレベルって…。私、ライブ始まったらどうなってしまうん???さて、チケットとグッズ代を払うと推し(3人目)から手渡しでグッズが貰えた。配信聴いてたから知ってたけど推しからの手渡し…ヒョエ…。いや、お前、推し多くないか!?と思うかもしれないが箱推しというか関係者全員推しだ。推しは体に良いんだ。推しは私を元気にする。その後、自由席なので推しが近すぎると挙動不審になるのを危惧した私は真ん中辺りに座ろうと思っていた。思っていたのだが急激な推しの過剰摂取とプレゼント&グッズ手渡しファンサでふわふわしてたのか右側の最前列に座った。お前ーッ!!!!!何で!!推しの目の前の席に座った!!!!!と普段は「ねこかわいいねー」ぐらいのぼんやりした私の脳が珍しく警鐘を鳴らしたがもう遅い。そりゃ過剰摂取だ。今まで画面の中の人だった推しが目の前にいる!その事実だけで「こんなことあんのか現実によぉ」状態なのだ。その推しが目の前で喋っているのだ。これを推しの過剰摂取と言わず何と言う。私はここからライブの間、推しを目の前に過ごすのであった。推しが身振り手振り交えながら語る様子を一言一句、一挙一動見落としたくないと身じろぎもせずに聴き入っていたがその時間はあっという間に過ぎてチェキ撮影会になった。撮影会の時に推しに感謝を伝えたかったのだが頭が真っ白になって殆ど何話したのか記憶にございません。ささやき女将かな。本当に人間って緊張すると飛ぶし記憶消えるんだな、びっくり〜!と今、ひしひしと感じてる。その後、他のファンの方とお話した時も「Twitterにいらっしゃるけど実在したー!!!!!」と内心は飛び跳ねて喜んでた。実際は飛び跳ねてないけども!帰りの電車の中でもふわふわしていて、もしかして夢だったんじゃないかと思ったけどサイン入りチェキがあって「夢だけど夢じゃなかった〜!」とずっとトトロのワンフレーズが脳内で流れていた。家に帰り着くと家の猫が机の上の物をいくつか叩き落していて床でバラバラになっていたので「あぁ、現実だ!」と実感した。