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bluedaisy
俳句 浅春
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俳句を作りました。
今回は三句です。詩はお休みです。
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雪だるま 真っ黒なりや 春の雪
君を待つ 梅のほころび 幾歳も
暖かや すれ違う人 羨んで
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時候は以下の通りです。
・浅春(せんしゅん)
立春を過ぎてもしばらくの間、冬と
同じような寒さが残っており、自然
の景物にも春らしい感じの整って
いない季節のことである。
季語は以下の通りです。
・春の雪
春になってから降る雪をいう。
冬降る雪とちがい水っぽく解けやすく、
降るそばから消えていってしまう。
・梅
二~三月に葉の出る前に花をつける。
春の花にさきがけて咲き、「万葉集」
をはじめ多くの詩歌に詠み継がれ、
日本人の心を捉えてきた。俳句では
梅というだけで梅の花を表わす。
・暖か
四季の温度の感覚を、春の「暖か」、
夏の「暑し」、秋の「冷やか」、
冬の「寒し」と季語で言い分けている。
春の訪れを感覚的に言いとめたことばで
ある。