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俳句 二百十日


俳句を作りました。
今回は三句です。詩を添えました。

俳句

秋晴や 踏みしめる度 汗跳ねて

道覗き 頬を照らすや 青蜜柑  

稲刈りの 藁の匂いや 懐かしく

照る太陽はまだ暑くても
吹く風が肌に心地よく
空気にやわらぎを覚える

道の上は落ち葉が目立ち
木の葉は黄に染まりだす

転がる落ち葉の先へ
秋が過ぎていけば
木は冬支度をするだろう

夏と冬の間の儚い季節は
美しい彩りの季節

夕日は空を紅く青く彩り

今日を生きたご褒美のように
世界の美しさを映していた

今日は独りで見たこの空も
いつかあなたと見れるだろうか

その日は明日かもしれない

そう思うことは
誰にだって必要なことだ


時候は以下の通りです。
・二百十日
 立春から数えて二百十日めで、
 九月一日ごろ。台風が襲来する
 ことも多い時期で、稲の開花期
 にもあたることから、農家では
 「厄日」として警戒する。
季語は以下の通りです。
・秋晴
・青蜜柑
・稲刈り

角川文庫 俳句歳時記 秋

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