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Photo by
kazumaogiso
詩 水たまり
雨の晴れ間。
屋根の内から、
手をかざす。
雨粒が少し、
手を濡らす。
手を握りしめて、
道に出ると、
目の前には水たまり。
曇り空を映してる。
わざと水たまりを
踏んだ日は、
遠く霞んで映らない。
*
大きくなった
僕の子は、
ジャンプし、
水たまりを
ひと跨ぎ。
いとも簡単に
越えてゆく。
*
大きな傘と、
大きな長靴。
小さな足で
水たまりを、
うれしそうに
足踏みしてた。
そんな記憶が、
ふとよぎる。
それは、
つい昨日のよう。
そして僕を、
ひと跨ぎ。
いとも簡単に
越えてゆく。