俳句 春深し


俳句を作りました。
今回は一句です。詩を添えました。

俳句

春更けて 風の匂いに 胸さわぐ

春の天気は
移ろいやすく

翻弄された花たちは
散った跡も残さない

新緑が木を蔽い
そよぐ風は肌にやさしく

揺さぶられていた木々は
目映まばゆく、輝く

夏への期待は
僕の胸をおどらせて

夏の匂いに胸はさわぐ


時候は以下の通りです。
・春深し、春更けて
 桜の花も散り去って、萌え出た
 桜の葉の梢にわずかの残花が
 見られるころである。まわりの
 木々もみどりを凝らしはじめ、
 春が深まったと目に、心に
 感じるころである。

ハルキ文庫 角川春樹編 現代俳句歳時記 春より一部抜粋

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