見出し画像

俳句 小雪


俳句を作りました。
今回は二句です。詩を添えました。

俳句 其の一

冬曇り 落葉の先に 蝶々見て

落葉埋め尽くされた公園に

さらに落葉が舞い落ちる

冬の曇り空はどこか寂しく

風が舞うたび落ち葉舞い

寂しさ一層、つのりつのる

落葉舞う、その先には

今を限りの安らぎの場所

蝶々たちが舞い踊る

巡り巡る世界の中で

今日も僕はここにいる


俳句 其のニ

冬空に 鳩の群れ舞い 枝探す

冬の曇り空を見ていたら
鳩が群れて飛び回る

そして冷たいビルの上に
落ちつかなげに集いあう

そのビルから飛んだのに
行き場がなくて集いあう

きっと泊まれる木の枝を
探していたに違いない

冷たく寒いビルの上
安らぐ枝が恋しくて


時候は以下の通りです。
・小雪(しょうせつ)
 二十四節気の一つで、新暦十一月
 二十二日ごろにあたる。
季語は以下の通りです。
・落ち葉
・冬空

角川文庫 俳句歳時記 冬

いいなと思ったら応援しよう!