俳句 処暑


俳句を作りました。
今回は二句です。詩を添えました。

俳句

秋めくや 公園芝の 影が伸び

空燃える 雲染め光る 秋の夕


宙に線を引いたような
大粒の雨と

地面を叩く
水滴の音

辺りには蒸気が煙り
公園の緑を深くする

一時ほどで雨が止めば
青空に覆われる

公園の芝草は高く伸び
深い緑が射す影は

秋の気配を匂わせる

夕方近くの空を仰げば
空が黄色に輝いて

雲が金色に染められた

まるで空が燃えてるようで
まるで夏が燃えてるようで

道行く人が見上げてた

まだ暑さは続いても
秋はもうそこまで来ている


時候は以下の通りです。
・処暑(しょしょ)
 二十四節気の一つで、新暦
 八月二十四日ごろにあたる。
 「処」は収まるの意で、
 このころ暑さが一段落する
 とされる。
季語は以下の通りです。
・秋めく
 八月も終わりころになれば、
 風物のたたずまいは目に見えて
 秋らしくなる。
・秋の暮、秋の夕
 秋の夕べ、夕暮れ時。
 秋季の終わりは、「暮れの秋」
 といって区別する。

角川文庫 俳句歳時記 秋

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