詩 冬の嵐

部屋の外は冬の嵐

風が轟く、唸りをあげる

ベランダの植木鉢を吹き飛ばす

慌てて、部屋の中に避難させるも
うっかりすると僕が飛ばされる

何もかも吹き飛ばそうと
風は唸りをさらに高める

嵐の中を歩いてみると

みるみる体温が奪われて
体の自由が奪われる

暖かい部屋が恋しくなって
部屋に戻りテレビをつけても
明日どうなるのかわからない

こんな日は部屋で大人しく
暖かい飲み物と

読みたかった本を片手に
時の余りを過ごしたい

風の唸りを聞きながら

一日が終わろうとしてる


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