俳句 夏の夜


俳句を作りました。
今回は一句です。詩を添えました。

俳句

夏の夜や 踏切の音 耳響く

開け放つ窓
揺れるカーテン
僕の体に触れる風

静かな夜の彼方から
踏切の音が耳に響く

まるで距離などないように
すぐそこに聞こえてくる

夏の夜の涼しい風は
カンカンカンと響く音を
僕に届ける

まるで距離などないように
夏の夜の踏切の前に僕を運ぶ

夏の夜に触れる空気に
昼とは違う匂いを感じ
暗い街灯に淋しさを覚えた

今、耳に響く音
夏の夜に鳴り響く

季語は以下の通りです。
・夏の夜(なつのよ)
 暑さが去って過ごしやすくなるのが夜。
 夏の夜は古くから賞賛された。
 『枕草子』にも「夏は、夜。月のころは
 さらなり」とある。

ハルキ文庫 角川春樹編 現代俳句歳時記 夏より一部抜粋

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