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夜の空も仰げずに 十五夜の月すら拝めない 今日に会うのを楽しみに 昨日も別れを告げたのに…
白い百合の花びらに 大きな蜘蛛が脚を這わせる 花の蘂へ細い脚を滑らせて しかし花粉は零れな…
まだ見ぬ顔に 思いを描き 触れ得ぬ声音に 耳澄まし あなたの歌に 指なぞらせる 一文字一文…
この空をどう歌えばいいだろう この色をどう伝えればいいだろう あなたの街の空の色も 僕の…
この道をあなたと歩く この風をあなたと感じる 吹き過ぎる風になびく髪 僕の頬をやさしくな…