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*はじめに 先日、めずらしく図書館で本を 一冊借りました。 山下澄人の「君たちはしかし再び…
この喜びを、 この楽しさを、 僕はあなたと分かちたい。 この世界に詩があって、 僕の心を写…
西陽が僕の顔を照らした 左目の上あたりに 眩しさを感じて僕は歩く 西陽を連れて一緒に歩く …
はじまりは完璧だった この世界は完璧すぎた 全ては無だった 完璧なものに はじまりや 終…
久しぶりに来た散歩道 かつて灰色だった景色には 菜の花が咲き始め 紋白蝶が舞っていた 緑に…
壊れた子供の自転車があった それを自転車屋に持って行った 棄ててもらうために 壊れた自転…
夜の空気に 僅かな温もりを感じ 肌に触れる空気に 艶やかさを覚える いつもと変わらぬ風景に いつもと違う彩りを感じ 交差点で紅く灯る 信号機の上を見上げると 夜空に瞬く星に出会えた いつもと同じはずの 星の瞬きが 僕にはいつもと 違って見えて 冷え切った僕のこころが やわらかく やわらかく 解れてゆくのを感じられた 昨日と今日で 何も変わりはしないのに 春の訪れを感じただけで こころは自然と浮きたった 束縛から解放されるとき 少し不安に襲われるけど も
見知らぬ人。 知らない人が怖くて。 閉ざす世界。 関わることが怖くて。 冷えてくこころ。…