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詩を集めました

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作成した詩を集めてみました。詩は毎週火曜日に投稿しています。作成した詩はマガジンに追加していきます。
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2023年1月の記事一覧

詩 陽が恋しくて

部屋にいると陽が恋しくて 僕は外に飛び出した 溢れる陽ざしは その大きな手で 僕の背中を包…

白水
2年前
7

詩 いま僕たちは

いま僕たちは おなじ時間に生きている いま僕たちは おなじ寒さに暖をとり おなじ夜を越えて…

白水
2年前
10

詩 冬の入り口

朝、起きて洗濯をする 少し日陰になってるベランダは 冷蔵庫のように冷え切る そこに洗濯物…

白水
2年前
13

詩 冬の嵐

部屋の外は冬の嵐 風が轟く、唸りをあげる ベランダの植木鉢を吹き飛ばす 慌てて、部屋の中…

白水
2年前
5

詩 僕はここにいる

今日もたくさんの人とすれ違う 駅に向かう歩道 通勤電車の中 乗り換えのために昇る階段 僕…

白水
2年前
11

詩 あなたの詩を聞かせて

小さな子どもは大人たちに たくさんの質問をするでしょう? あれは質問じゃないんだよ。 子…

白水
2年前
9

詩 寒い雲

冬曇りの空 雲が低く垂れ込めて 僕たちを押しつぶす 降ったりやんだりの小雨が 広げた傘の手にかかり 冷たく弾ける 冷たい空気は 手先を痺れさせ 僕はあなたのポケットに 手を入れる 枯れた野原は死んだよう 冬鳥たちの 甲高い声が響き 耳にまとわり 離れない さっきまで 鳥といっしょに響いた 子らの声 今はもう聞こえない 昼と夜の境目もなく 僕たちに 夜が忍びよってくる

詩 目にはいつも愛しい詩を

あなたが僕を訪れる そしてスキをしてくれる 僕とあなたと繋がりは このスキのボタンだけ …

白水
2年前
8

詩 夜と悪魔

心の奥底に押し込んだ悪魔は 僕が力いっぱいドアを閉めてるから 昼はそこから出てこない 昼…

白水
2年前
5

詩 微睡み

僕は、微睡む。 僕にあった遊びは 残り少ない。 遊びのないブレーキペダル。 踏むと急ブレー…

白水
2年前
4

詩 手を伸ばす。

手を伸ばす。 伸ばした手は空をきる。 何もない所に手を伸ばしたって、 何もとれない。 本当…

白水
2年前
9

詩 T字路まで200m辺り

すっかり暗くなった 6時ころ。 僕は車で家路を走る。 少し先にT字路があって、 たくさんの…

白水
2年前
4

詩 心の中でシャッターを切り

4時だというのに 外はもう夕暮どき 暗くなりかけた空に 白い月が淡くひかり 地平線でピンク…

白水
2年前
6

詩 まだ薄暗さの残る明け方に

まだ薄暗さの残る明け方に 僕はふと目を醒ます 昨日も遅く寝たというのに こんなに早くに目を醒ました 冷たい空気の部屋の中で ストーブに火をつけて 部屋の温まるのをじっと待つ なんとなく頭に残る印象は 時間とともに薄らいで もう僕の記憶にない ああ、なにか夢をみたのか どんな夢だったのか 時計のチクタクいう音だけが 僕に話しかけてくれていた