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詩を集めました

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作成した詩を集めてみました。詩は毎週火曜日に投稿しています。作成した詩はマガジンに追加していきます。
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2022年5月の記事一覧

詩 薔薇

散歩に出かけた 帰り道 住宅の斜め格子に 淡いピンクの薔薇が咲く 小振りの花は顔を赤らめ …

白水
2年前
4

電車のつり革

電車の中で すわっていると、 周りの人が 少ないことに気づく。 パラパラと人が座り、 人…

白水
2年前
7

詩 公園と風鳴り

晴れた日の公園で、 初夏の風が吹きすぎる。 緑の木々が、風に揺れる。 ささささ、と滑らか…

白水
2年前
4

詩 モンシロチョウ

モンシロチョウが、 飛んでいる。 菜の花を ひらひらと。 僕は写真に収めようと カメラを向…

白水
2年前
5

詩 水たまり

雨の晴れ間。 屋根の内から、 手をかざす。 雨粒が少し、 手を濡らす。 手を握りしめて、 …

白水
2年前
4

踏み切り待ちで

日が傾いた道を車で走る。 踏み切りの遮断機が下り、 電車が通り過ぎるのを待つ。 待ってる…

白水
2年前
4

詩 燕

青空が広がる。 陽ざしはやわらかく暖かい。 穏やかな陽気の中を、 ひとり、 歩く。 公園で遊ぶ親子。 うれしそうに 散歩する人たち。 空は青く、青く、 木々は緑に生い茂り、 川は昨日降った雨を飲み込み、 濁濁と流れてく。 橋にはいくつもの鯉のぼりがかかり、 風に吹かれて翻る。 そこへ、 一羽の燕が空から舞い降り、 僕の目線まで降りてくる。 正面から飛んで来て、 ぶつかる直前で体を躱す。 見事なまでの体さばき。 美しい滑空。 気づくと、 空高く舞い上がり、

雨と夜と灯

雨の夜。 雫に夜の街が光る。 ボンヤリと映る水煙。 浮かぶ家影、街の灯。 どこからか、 …

白水
2年前
4

朝の公園

朝、公園を通る。 一面芝生だった緑は、 クローバーに占領された。 たくさんのムクドリが、 …

白水
2年前
3

どうしようもなく

ぽっかりと穴があいたように、 どうしようもなく、 胸が痛む。 いくら話し合っても、 いくら…

白水
2年前
5

詩 遠い記憶

匂いは記憶に直結する。 記憶の底に眠っていたものが、 匂いを嗅ぐことで、鮮明に蘇る。 それ…

白水
2年前
8

薔薇の家

とある神社の表参道。 入口近くの場所にある。 風情ある建物は ツタとトゲに覆われる。 その…

白水
2年前
4

詩 蝶の舞

初夏の匂い。 やわらかい陽ざし。 やわらかい風。 草がたなびく。 * ゆらゆらと 草揺れ…

白水
2年前
6

詩 灰色の雨の空

灰色の雲で空が覆われ 雨が降る 春というのに冷たい雨 雨ばかりでは 初夏の気配を感じない * 灰色の雨の空を 鳥が一羽 心細げに空を横切る 雨の雫に落とされそう 電柱の上 カラスが一羽 雨を浴びる