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【EDH/統率者戦】フェイに呪われた王,コルヴォルド【デッキ解説】

こんにちは.ハクと申します.
今回は登場当初から自分が使い続けているジェネラル,コルヴォルドについて書いていきます.
以前にもDiarynoteやLotusCommanderさんで紹介したことがあるのですが,かなり構築が変わってきているため改めて.
以前の記事はこちら.

デッキリスト

現在の構築です.随時更新.

このデッキでできること

 コルヴォルドは,ミッドレンジ帯を主戦場とした太い盤面形成を行いながら,波止場の恐喝者を絡めた高速コンボ,むかつきや深淵への覗き込みから一気にゲームを決めるプランも取れるジェネラルです.
 様々なサクリファイスギミックにドローが加えられるのが強みで,中でも,宝物やフェッチランドなどを使ってドローとマナ加速を同時に行うことができるのは,このジェネラルに特有の強力な動きです.
 統率者自身が重いため,妨害を考慮しない平均キルターンは3~4ターン程度と高レベル帯としては決して速くはないですが,ジャンドカラーらしく幅広い除去を選択することができ,他人のアドバンテージ源を挫きながら自分の有利なレンジへと引き込んでいくことが可能です.
 また,見かけ上は手元に勝利手段が揃っていなくとも,パーマネントを犠牲にしながら連鎖的に掘り進めていき強引に繋げていくことができるのもコルヴォルドに特有の動きです.失敗すれば文字通り全てを失いますが,そういった場面は負けて元々.小さなチャンスを逃すことなく貪欲に勝ちを目指しましょう.


ゲームプラン

 序盤は宝物生成手段を維持してジェネラル着地時の爆発力を貯めにいくのが基本ですが,妨害が少ないスピード勝負卓(極端な例だと,青なしで全員赤黒系など)であれば,最速むかつきやコンボ,後手番なら波止場の恐喝者による捲りを狙います.
 中盤戦以降が存在するなら,コルヴォルドにとっては最も力を発揮できる段階です.ここまでくれば,短距離走が得意なジェネラルよりもアドバンテージ能力に長けたコルヴォルドの方が立て直しが利きやすく,自分よりも長いゲームレンジが得意な相手にはライフを詰めてタイムリミットを迫りながら盤面を作っていくことができます.最終的には,卓の妨害が吐き出されたタイミング,または道三の着地によって強制ゲームエンドに持っていきます.
 また,輪作から出現領域を使ったインスタントウィンを狙えるのも緑込みのデッキの特権です.他人の決まり手を巡った空中戦が繰り広げられた後,ゲームエンド直前に上から勝ちに行くことができれば,卓の打消しがほとんど使い切られた後から安全に仕掛けることができます.(そもそも他の2人からするとどちらが勝つかだけの話になるので,個人的に恨まれてでもいない限り邪魔されることはないはず.そういう卓はそっと離れましょう.

主な勝利手段

《煙霧の連鎖》コンボ

 自分の手札を投げ捨てて無限ドレインor無限宝物.ウィザーブルームの初学者とのコンボは有名ですが,コルヴォルドの場合は嵐窯の芸術家との組み合わせで無限宝物からでも無限ドローに入れるため勝つことができます.
 従来,コルヴォルドがメインコンボとして搭載していた食物連鎖と比較すると,各パーツが単体でも最低限機能する,無限キャストを挟まないなどのメリットがあります.一方,仕留めそこなうと全てを失うことや運命を紡ぐ者で守り切れないデメリットもあるため,選択は好みの問題かと思っていましたが,母聖樹の登場によりこちらの採用傾きました.
 煙霧の連鎖コンボは失敗すると手札を全て失った状態になってしまうリスクがありますが,嵐窯の芸術家とコルヴォルドが揃っていればそのまま宝物を使ってリカバリーできるのも◎.

《死の国からの脱出》

 パッケージとしては研磨基地,ライオンの瞳のダイアモンドとセットですが,墓地が十分に肥えていればだいたい勝てるすごいやつ.
 テンプレパッケージの場合はデッキをすべて切削した後に上記のスモッグコンボに繋げるか,波乱の悪魔でプレイヤーに無限ダメージ,または法務官の掌握で人のタッサの神託者を使って勝ちます.

無限宝物

 波止場の恐喝者+スカークの探鉱者+無情な屍技術師で宝物カウント4以上あれば無限宝物.

採用カード解説

勝利手段

 現在の構成で重視しているのは単体でも使い道があるかどうか.

《ウィザーブルームの初学者》
《嵐窯の芸術家》
《煙霧の連鎖》
 初学者より芸術家の方が圧倒的に強く,どちらかといえば初学者は単体でなにもしない寄りなのですが,初学者+煙霧の4マナ2枚コンボが最も少ないリソースで勝てる組み合わせなので採用.

《死の国からの脱出》
《研磨基地》
《ライオンの瞳のダイアモンド》

 強力ながら墓地対,エンチャント破壊,ファクト対策,打消し,無限キャストに対する咎めなど多くの対策が刺さるコンボ.できれば墓地が潤沢で偏向はたきが構えられる状況を整えられたり,道三を置いてから入りたい.
 LEDは本来、コンボ以外の場面では使用が躊躇われるマナファクトですが,場にコルヴォルドがいれば,教示者等でデッキトップを積み込んでおくとLEDでマナを出した後に積み込んだカードが手札に加わるというテクニックがあったりします.
 研磨基地はよく2マナ1~2ドローになります.

宝物大量生成

 大量マナ加速+大量ドローに繋がる,チェインコンボの起点.体感,ジェネラルが定着した状態で宝物5つ以上出ればなんやかんや繋がって勝ちます.4でもいける.3は怪しい.
 以前はこの役割が波止場の恐喝者のみだったが故に恐喝者に依存した構築が主でしたが,最近になって強力な宝物生成カードが多く刷られ,多様な攻め筋でチェインに入れるようになりました.

《波止場の恐喝者》
 相手依存ではあるものの,軽い本体からの圧倒的なマナ加速.ただでさえ強力ですが,コルヴォルドの場合はおまけにドローまでついてきます.
 対自分より速いログ系や青茶系、後手番だった時に捲るためのキラーカード.

《悪意ある差し押さえ》
 コルヴォルドの得た新しい力.これにより,登場や攻撃に際して土地を生贄にすることが状況次第でメリットとして働くようになりました.実戦では,汚物の雨や資源の浪費からのオールインルートで大当たり枠として使うことが多いです.

《無情な屍技術師》
 たらふく食べて丸々と太ったコルヴォルドくんを宝物に変換します.
盤面では大きかったコルヴォルドも墓地に送ればパワー4しかないため,出た宝物のうち4つと3マナでまた釣り上げることも可能.全ての能力が噛み合った2022年最高の強化パーツです.

継続的な宝物生成

 自分のアクションに乗っかって宝物を生成してくれるシリーズ.どれも誘発条件は緩いので,生き残れば恐喝者にも負けないくらいの宝物を生み出してくれます.

《敏捷なこそ泥,ラガバン》
《顔壊しのプロ》
《不気味な雇われ人》
 殴ると宝物を出す奴ら.絶対に残していて良いことはないけどこいつらに自分のカウンターや除去は吐きたくない,そんな甘えにつけ込み着地したら,フィジカルの弱い相手をサンドバッグに宝物を生成し続けます.顔殴りと雇われ人は自身の攻撃でなくても誘発するため,着地したターンから仕事するのもgood.

《不屈の補給兵》
 土地伸ばしプランを厚く取っていた頃の名残りですが,毎ターン1~2個は宝物が出るので安定した運用ができます.輪作や踏査が絡んでくると、宝物やフェッチ込みでいっぱいサクれていっぱい引けます.

《嵐窯の芸術家》
 コンボパーツに入れるかこちらに入れるか悩んだ末どちらにも書いてみた.普通に使えばインスタント・ソーサリーを唱える度に1マナ還元,コルヴォルドなら1ドローがついてくる.不完全な状態からチェインに入らないといけない時に潤滑油としても良い仕事をします.

土地を犠牲にしたマナ加速

《汚物の雨》
《資源の浪費》
 大量のマナとドローを生み出す装置.全てを失うのはマナを生み出した後なので,概ねなにかしらのアクションには繋げられます.汚物の雨の場合は黒マナしか出ないため,よく赤が足りなくなることに注意.

手札大量補充

《むかつき》
《深淵への覗き込み》
 これ自身が勝利手段なわけではないけれど,通れば概ね勝つカード.ログラクフ系のようにより特化した奴らには平均速度で遠く及びませんが,2ターン目むかつきからそのまま勝ってしまうことも十分あります.
 最速で投げずとも,中長期のゲームで盤面への対処とむかつき覗き込みへの対応を同時に迫ることもできるのは,今回の型が純Turbo Nausや純ミッドレンジに勝るポイントです.

墓地利用

《再活性》
《発掘》
 リアニメイト系2枚.恐喝者依存度が高かった頃はもっと取っていたのですが,現在は軽い方から2枚のみ.恐喝者が釣り上げられればいいので他の釣り竿でも問題ないのですが,他人の墓地までとれる再活性と不要な時にはサイクリングできる発掘を採用しています.

《有毒の蘇生》
《永遠の証人》
 墓地回収はサーチしやすい生物である永遠の証人と,0マナで撃てる有毒の蘇生を採用.

サーチ

《吸血の教示者》
《伝国の玉璽》
《悪魔の教示者》
《悪魔の意図》
 確定サーチ4種.ギャンブルまで取ってもいいけど,落ちると困るパーツを何度か落とされた経験から抜けていきました.

《願い爪のタリスマン》
 相手に押し付けて恐喝者カウントを増やしたり,先に突っ込ませたり渡しておいて工作員構えたり,起動スタック研磨基地で落としたりなにかと小技が多い万能サーチ.

《俗世の教示者》
 だいたい恐喝者を持ってくる.

《異界の進化》
 だいたい恐喝者と見せかけて道三を持ってくる.

《破滅の終焉》
 墓地からでもデッキからでも生物を呼んでこられる優秀なサーチ.

《適者生存》
 設置してしまえば1マナでどんな生物でも持ってくることができる.恐喝者,探鉱者,屍技術師の3枚コンボを容易に成立させることができるのが良いところ.

《輪作》
 コルヴォルド下でフェッチランドを持ってくれば最低限0マナ2ドローとして働きます.インスタントタイミングでボジューカの沼を持ってくることで妨害としても働き,出現領域をサーチしてくれば他人のコンボが決まる上から重ねて勝ちに行くことも可能です.

マナ加速

《死儀礼のシャーマン》
《金のガチョウ》
《下賤な教主》
 いわゆるマナクリーチャー.マナを出す機能しかないものは抜けていき,現在残っているのは墓地対策としても機能する死儀礼,パーマネント数を増やせるガチョウ,スカークの探鉱者の餌にできるゴブ賛美の3枚のみ.

《スカークの探鉱者》
 波止場の恐喝者を墓地に送る役割が大きく,コンボパーツとしても働きます.コルヴォルドがいれば最悪でも0マナルーティング.

《ほくちの壁》
 地味ながら重要な潤滑油.
 タップを必要とせず即起動でき,色は変わるが1マナ増える.優秀.

《Elvish spirit guide》
《猿人の指導霊》
 主にむかつき,覗き込み後の有色マナ源.最速コルヴォルド着地のためだけに切ってしまうと,除去された後のリソースが悲惨なことになるので安易に切らない方がいいかも.

《暗黒の儀式》
《陰謀団の儀式》
 意識外からむかつき,敵対工作員を投げるために必要.

《花の絨毯》
 動けば優秀なマナソースになるけど,コルヴォルドの餌にしかならないこともよくあります.

《宝石の水蓮》
《水蓮の花びら》
《モックス・ダイアモンド》
《金属モックス》
《魔力の墓所》
《太陽の指輪》
《魔力の櫃》
 マナファクト7枚.マナクリや宝物生成に優秀なものが揃っているので,2マナ以上のマナファクトまで採用する必要性は感じていません.0マナは覗き込み後に動き出すために可能な限り必要ですが,オパールとアンバーは動かないことも多いので不採用.

除去

《赤霊破》
 青限定の打ち消し+除去.打ち消しとして使うことより,チェインコンボに入る途中でリス研を解除することに使うことが多いです.パイロと両方採用されていることが多いですが、今回は重ね引きはしたくないけれど出現領域発動中や脱出の着地後などにデッキに入っていることで結果が変わるため1枚採用.

《削剥》
《突然の衰微》
《暗殺者の戦利品》
《四肢切断》
 ほんとはもう少し取りたいクリーチャーに当たるピン除去枠4枚.
 汎用性の高い削剥,脱出等を確実に除去できる衰微,土地も含めてなんでも除去できる戦利品,軽いマナで多くの生物を除去できる四肢切断を採用しています.

《Fire covenant》
 インスタントで複数のクリーチャーを除去できる珍しい呪文.ただ,ライフ消費が激しいので,むかつきとの噛み合いがあまりよくないのが難点.

《選別の儀式》
 人の盤面を破壊しながら,大量のマナを生成する.除去と次のアクションのためのマナ加速を一枚でこなせるのが強く,そのままむかつきやジェネラルを絡めた動きに繋げることができます.ただし,これを使った後は波止場の恐喝者が弱体化することだけは注意が必要.

土地利用

《森を護る者》
 土地を犠牲にクリーチャーを護る,名前に反して森林伐採して仲間を護る者.本来土地を減らすと後のアクション量が減ってしまいますが,悪意ある差し押さえの宝物生成量を増やしたり,そのターンで決めにいく時にはとても有用.

《壌土からの生命》
 安定して土地を伸ばしながら,脱出コストを増やすことができる.魂力土地が登場したことで価値が上がりました.死の国からの脱出でループに入るとき,コルヴォルドが前もって立っていればLEDの起動に誘発したドローをドレッジすることで研磨基地の代わりに使うこともできます.

《踏査》
 土地セット権を追加できる置物はいくつもあるのですが,最も軽い踏査のみが現在は残っています.手札に追加で置ける土地があれば,出したターンにもマナを減らすことなく動けるのは踏査だけ.
 初動から土地を伸ばしたりロームフェッチと揃ったら強いのは当然として,チェインの途中に引いても資源の浪費で追加できるマナが増える,コルヴォルドがいればフェッチを追加してドローが重ねられるなど,潤滑油として有用に働いてくれることが大きな利点です.

妨害

《敵対工作員》
 フェッチに当てるだけでも強力ですが,盤面で有利を取っている状況下で,相手が対応札を探すためにサーチを使ったところで当てると引き続き有利な状況続けることができます.速いプランだけでなく,ミッドレンジプランを強く取る場合には有用な選択肢です.

《ダウスィーの虚空歩き》
 単純に墓地対策は刺さる相手が多い&打消しのストックになることがよくあるのがいい感じ.

《溜め込み屋のアウフ》
 宝物を多用するコルヴォルドとは相性が良くないように見えますが,コルヴォルドなら任意のタイミングで解除できるのでメリットの方が大きいです.他人の宝物や独楽に逃げることを許さず恐喝者を着地させ,その後にアウフを生贄にする動きも有効です.

《虚空の杯》
 基本は0で置くことでTurboNausを咎めます.一番手で自分だけクリプト置いてからチャリ0きもちいい.あとはコンボ前にX=1で置いておくと沈黙撃たれなくなったりなにかと便利.

《偏向はたき》
 ピッチスペルはそれだけでえらいですが,その中でも攻めにも守りにも使える偏向はたきは優秀です.自分が有利な状況にある時にジェネラルに飛んでくる除去を2番手に跳ね返すことで,さらに突き放した状況を作ることができます.除去を弾くか弾かないかに加えて跳ね返す先の選択肢もあるので,ミスなく使うことが難しいカードでもあります.

《アロサウルス飼い》
 雑に置いても序盤の展開やジェネラルを守ってくれますが,デッキ内で赤の割合が増えたために以前よりは信頼性が下がっている印象です.

《落葉の道三》
 無事に着地させればゴール.魂力の登場により若干こちらも信頼性が下がりましたが,食物連鎖を解雇することで現在では概ねケアできています.道三のキャストに沈黙合わせられると地獄.

その他ユーティリティ枠

《波乱の悪魔》
 設置するとなぜか勝手に皆が争ってくれる不思議なカード.他人の強力な生物に対して他のプレイヤーが勝手に生贄にして「ほら飛ばせよ」みたいな顔してくることもありますが,あくまで飛ばすかどうかは自分の裁量で.
 脱出コンボや無限宝物からのフィニッシャーにもなります.

《法務官の掌握》
 2枚目の恐喝者や脱出を貰ってきてもよし,1枚のキーカードに依存した相手を潰してもよし.タッサの神託者を持ってくることも.他にもアドリブでいろんなカードをパクってきては大体良い仕事をしてくれます.終わった後にオーナーに返すことだけはお忘れなく.

《汚れた契約》
 かなり万能に近いサーチカード.これを採用するために泣く泣くグルランドを9枚解雇しました.今のところそれに見合った活躍はしてくれています.

土地

フェッチランド10種
デュアルランド,ショックランド,基本土地各3種
 基本形.1色に対して5枚ずつが対応するので,とりあえずフェッチで拾い先が足りないようなことはあまりありません.
 フェッチランドにドローがついてくるのはこのデッキの強い動きの1つなので,ここを減らすことはないでしょう.

《統率の塔》
《マナの合流点》
《真鍮の都》
《宝石の洞窟》
 5色土地.宝石の洞窟は概ね伝説の荒地でしかないですが,1,2ターン目に突っ走れる可能性が多少は上がるのでとりあえず採用.

《魂の洞窟》
 指定はだいたいドラゴンかゴブリン.間違いなく強いし外すことはおそらくないのですが,基本的にマナを出すそのタイミングまでは場に出したくないカードです.

《ガイアの揺籃の地》
 マナクリーチャーを並べるような構築ではないので必ずしも必須というわけではないですが,2マナ以上出る可能性がある土地は貴重なため採用.

《ファイレクシアの塔》
 サクり台兼2マナ以上出ることのある土地.恐喝者を落としてリアニする時などに活躍してくれます.

《陰謀団のピット》
 土地枠の除去.機能性の土地としては珍しく,色マナも出てアンタップインなのが優秀.

《耐え抜くもの,母聖樹》
 通常の打消しが当たらず,堂々たる撤廃者が立っていても使えて,夏の帳でも防げないエンチャファクト土地破壊.他人の死の国からの脱出を後戻りできないタイミングでぶち抜けると気持ちいい.

《ボジューカの沼》
 輪作からの選択肢として持っておくと,墓地利用系のデッキに対して構えることができます.何故か輪作より先に手札に来てキレることが多い不思議.唯一許容しているタップイン土地です.

《露天鉱床》
 無色しか出ない土地は極力減らしたいのですが,全体除去で相手のマナファクトを流した後などに相手の立て直しを遅らせる,クレイドルなどデッキのキーカードになる土地を攻められるなど有効な場面も多いため抜けずにいます.また,自分の土地を割ることで脱出コストを賄う場面も稀にあります.

《出現領域》
 このデッキで唯一インスタントタイミングでの勝利が可能なカード.自分がそのターンに唱える呪文全てが瞬速になるので,人のコンボの上から動くことは勿論,悪魔の教示者などで対応札の上から赤霊破などを持ってくることもできます.輪作で意識外から持ってきて,勝利を確信した相手からゲームを攫っていきましょう.

おわりに

 つかれた.
 ここ最近で宝物を出すことのできるカードが多数登場しており,コルヴォルドは大幅に強化を受けています.一方で波止場の恐喝者が常に禁止を囁かれているため,今から組むには少々勇気がいるかもしれません.しかし,非青でありながら強力で独自の戦い方ができる楽しい統率者なので,ユーザーが増えて新たな知見を世に出してくれればいいなぁと願っています.
 また,ご意見ご感想などあればコメントや質問箱でいただければ励みになります.

 今回はフルパワーで組んだコルヴォルドについて書きましたが,次回は自分で組んでいるもう一つのコルヴォルド(300$構築)について書こうかと考えています.いつになるかはわからないですが.

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