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意識を込めた努力は「複利」で増えていく

日々の作業や努力というのは、どのように積み重なっていくのか。
特に、自分が「意識」をその作業に向けることによって、どれだけの影響を与えるのか。

今回は、意識を込めた努力が成長を加速させる理由と、管理的・事務的な作業との違いについてつらつらと書いていく。

意識の入っていない努力は「足し算」

日常生活の中で、意識を込めずに事務的にこなしている作業や努力というものが存在する。

例えば、普段の仕事。
仕事に対して大きなやりがいや学びを見出せない場合は、「やらなければならないからやる」といったスタンスで取り組むことが多いだろう。

このような「意識の入っていない作業」による努力は、どうしても「足し算」のように積み重なるだけである。

例えば、髪を切る練習をしている美容師を考えてみる。

ハサミの使い方やヘアセットの技術を学ぶために、毎日練習を繰り返す。

しかし、その練習がただのルーティンになっている場合、1日目に学んだことが「1」、2日目が「2」といった具合に、日々の努力は単なる足し算でしかない、というとイメージがつくだろうか。

どれだけ毎日練習を継続したとしても「1+2+3+…」というように、一日ずつの積み上げでしか成長しないのである。

意識を込めた努力は「複利」で増える

一方で、気持ちや意識を込めて作業や練習に取り組むと、得られる成果は「複利」で増えていく。

なぜなら、事務的努力のようにただ単に作業をこなすだけではなく、周囲にアンテナを張り巡らせながら行うことで、より多くの情報をキャッチできるからである。

先と同じく、髪を切る練習をしている美容師を例にして考える。

意識や気持ちを込めて取り組んでいる美容師は、単にハサミの使い方だけではなく、先輩の手の動きや顧客とのコミュニケーションの取り方なんかにも意識が向いているだろう。

また、ヘアセットをする際も、最初の指示通りにセットするだけでなく、顧客の反応を見ながら、途中で調整を加えるなどしてより良い結果を追求していくことができる。

こうした「意識を込めた努力」では、単なる積み重ねの作業とは一線を画し、それに関連する多くの情報を同時に吸収しよう脳を働かせることができるため、成長が掛け算のように早まるのである。

まとめ

事務的な作業は「足し算」でしか成長しないが、意識を込めた努力は「複利」で増えていく。

したがって、何かを学ぶ際や練習を行う際は、ただの作業としてこなすのではなく、しっかりと意識を込めて取り組むことが重要である、ということを言いたい。

ポジティブな気持ちで努力を積み重ねることにより、複利効果による大きな成長を遂げることができるのである。

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