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アメリカ出産とタイ出産(妊婦健診編)

こんにちは。バンコク在住、1歳と4歳のわんぱく兄弟子育て中のHakuです。

私は2019年にサンフランシスコで長男を、2022年バンコクで二男をそれぞれ出産しました。
二拠点での出産を経験して文化の違いを感じることがたくさんありました。同じ国でも病院によって対応が異なるとは思いますが、この機会にまとめておきたいと思います。
まずは妊婦健診編の記録です。

【アメリカ】
私の場合、日本で既に婦人科を受診した後でのアメリカでの初診でした。
「英語で病院にアポイントを取る電話をする。」
という英会話レッスンの実践を行うこととなり、緊張したことを覚えています。妊娠11週頃に予約の電話をしました。しかし、実際に出産する予定の病院で初診の予約が取れたのが妊娠17週(5ヶ月)の頃で、約2ヶ月間は赤ちゃんが無事に育っているのか不安に過ごしていました。

私たちがサンフランシスコ家探しをしていた頃は長男を授かる前でしたが、子どもができた場合のことを見据えて、病院が近くにあることを条件のひとつにしていました。治安が良いとは言えない地域でしたが、日中であれば徒歩でも問題なく病院に通えるのはとても便利でした。

妊婦健診は特に問題がなければ基本的に担当のmidwife(助産師)との問診になります。
体重、血圧、腹囲は毎回測定していましたが、あとはお腹の赤ちゃんの心音を確認するのみ。エコーは中期のスクリーニングを一度しっかりとしたくらいで、毎回超音波画像を見るということはありませんでした。
助産師が分かりやすい英語で丁寧に対応してくれて、とてもレベルが高いと感じました。

ちなみに、カリフォルニアは州の法律により必要な場合は病院で通訳を手配してくれます。
私たちももし間違いがあってはと心配だったので、はじめはお願いしていました。しかしその頃妊娠、出産の単語も勉強していましたし、担当助産師との英語のやり取りも慣れてくると、後半は直接コミュニケーションを取る方が楽になっていました。今思うと、この頃が英語のリスニング力のピークを迎えていたように思います。
妊娠・出産に関する単語で良く使っていたものは下記だったと思います。
morning sickness(つわり)、delivery(出産)、bleeding(出血)、discharge(おりもの)、uterus(子宮)、amniotic fluid(羊水)、(umbilical)cord(へその緒)、placenta(胎盤)、uterus(子宮)、vaginal(膣の)、caesarean section(C-section)(帝王切開)、operation(手術)、water broke(破水)、breech(逆子)

グルコース耐性検査で飲んだ激甘スポーツドリンク風オレンジ風味飲料。とにかく甘すぎると事前に噂を聞いていて冷えている方が飲みやすいと言われた。(普通に美味しく頂いた)

アメリカの病院では、薬のピックアップは病院内では無くかかりつけの薬局に取りに行くシステムでした。日本のように患者が持参する処方箋などは無く、病院から直接薬局へ必要なデータが送られています。保険適用で支払いも生じなければ、本人確認をしてすぐに受け取れるという手軽さでした。これがとても合理的だと感じました。

アメリカでは妊娠後期に両親学級に参加しました。こちらももちろん全て英語で実施される上、参加者はほぼネイティブスピーカーだったので、リスニングと内容を理解するのに必死でした。

【タイ】 
妊娠検査薬で陽性が出てすぐに、バンコクで婦人科を受診しました。結局、ある程度週数が進まないと超音波画像の確認なども出来ないので、問診と次回の健診予約をして終了しました。初期の不安な時期に、念のために病院で相談出来るというメリットはあったように思います。

タイでは産婦人科の医師に妊婦健診も担当して貰っていました。毎回かなり丁寧に超音波で画像を見せてくれて、後期に入ってくると赤ちゃんの顔の表情の画像なども印刷してくれました。
ちょっと驚いたのが、妊娠初期に悪阻で胃の調子が悪いという話をすると気持ち悪さを和らげる薬を処方して貰えたことです。(悪阻に効く薬は無いと思っていたので。)
個人的な見解ですが、助産師では無く医師による対応であったことで、懸念事項は薬を処方して解決しようというスタンスになるのかなと感じました。(勝手なイメージですが、もしもベテラン助産師のような方に同じことを相談したら、経験や勘からくるおばあちゃんの知恵袋のような対応を期待できるのかもなと…)

二男を出産した病院では、医師によって対応が変わってくることも多いようでした。日本語の病院情報もたくさん開示されているので、事前にホームページなどで調べたり出産をした人の評判を聞いたり、医師選びは重要だなと感じました。

病院の医師は英語対応可能でしたが、基本的にはいつも日本語通訳をお願いしていました。通訳のレベルは運任せのところもありますが、海外で言葉の壁にぶつかることなく病院を受診できることはとてもありがたいことだと思います。

タイのグルコース耐性検査は、パウダー状のブドウ糖を水で溶かして飲むパターンだった。

アメリカもタイも共通していたことは、日本で出産した友人からよく聞いていたような、体重コントロールなどを一度も言われなかったことです。
そのため、お腹の赤ちゃんのためと言いながら食べたいときに食べたいだけ食べていたので、とても太りました。

また、アメリカもタイも日本のように国民皆保険制度があるわけでは無いので、加入している医療保険によってかなり事情が変わってくるのだと思います。私たちのような駐在員家庭は、海外医療保険に加入している前提で日本と変わらないレベルの現地の医療を受けることが出来ます。

最後までお読みくださりありがとうございます。

次回は出産方法の違いに続きます。

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