No.0058 近年まれに見る好調ぶり、1530日ぶりに…
※約2000文字の記事の内容です。
おはようございます。13連勤の3日の朝、相変わらず常在戦場の構えで不動の心を得つつ体調管理をしっかりしようと気を引き締めている状況です。普通の職場ってこんなに覚悟完了が必要なんですかね…?w
それはそうと、2020年、ついにセ・パプロ野球が開幕、しばらくは無観客試合が続くようで実況の声がダダ漏れで苦情が入ったり、HRが入ってお菓子が1年分もらえたりと色々と楽しませてくれておりますが、我が千葉ロッテマリーンズは何と昨日逆転勝ちを収め、4年ぶりの6連勝、実に1530日ぶりの単独首位という久しぶりに好調な姿を見させて頂いております…野村阪神首位1日が頭をよぎりましたね…w
まだ他チームとの対戦が1巡してないので油断は出来ない状況ではありますが、ここまで上手く勝てることは滅多になかったので頬を緩ませっぱなしです。井口監督の理想の形の野球が今きちんと出来ているといった感じでしょうか?
ここまでの現状を分析してみると幾つか要因がありますね。
1.移籍組のリリーフ陣が好調
現在1軍で投げているリリーフ陣は益田・東條・中村稔以外は全て他球団からの移籍組となっています。先発陣が他球団からの移籍組で占められているのは見た事はあるかと思いますが、リリーフ陣で移籍組を占めている例は余り見た事ないのではないでしょうか(ハーマン・ジャクソン・チェン・石崎・田中靖・小野郁)
ちなみに田中靖洋は西武からの移籍組ですが、兄はかつてロッテにいた田中良平投手だったりします。貴重な先発登板をラジオにかじりついて聞いていた記憶。懐かしいなぁ…(なお登板時の結果)
当然ここからの長丁場、全員がこのまま好調という訳ではないでしょうから多少入れ替えはあると思いますが、願わくば全体としてこの調子をキープしていって欲しいですね。
2.若手・中堅選手の世代交代が今のところ順調
逆に先発時は涌井がトレードで楽天に活きましたが、FAで美馬を獲得、石川とともに二本柱で支えていく現状ですが、もう1本の柱として名を上げている若手中堅が必死にアピールしている所ですね。
二木康太・種市篤暉(あつき)・岩下大輝・小島和哉…現在はこの4人が先発ローテに入ってしのぎを削っている所です。
ここで高校野球ファンなら岩下の名前を『星稜の岩下』と言えば記憶にあるかもしれません。そう、だいどんでん返しをしたこの試合の先発だった子です。
当時スカウトだった現2軍投手コーチの小野晋吾が連れてきてくれた子です。入団2年間は怪我に苦しんでいましたが、昨年から先発ローテに入り、今年も快刀乱麻の活躍が期待されています。もっとも本人の希望はリリーフとのことですが、現在は投げられる所でしっかりとお仕事してもらいましょう。
野手陣の方ではルーキーが2人、若手が2人1軍で結果を残そうと頑張っていますね。3年目の安田尚憲は昨年2軍でしっかり結果を出して満を持しての開幕一軍。3番で出場しつつも現在1安打、苦しい状況が続いています。
ルーキーの二人でもう1人の福田こと福田光輝、通称トシ君こと佐藤都志也の二人はサブ的な役割、ともにプロ初安打を狙っています。
そんな中、ロッテで西野勇士、岡田幸文に続く第三の育成から這い上がってきた子が走りのスペシャリストとして躍動しています。
和田康士朗。先述した安田をドラフト1位で獲得した2017年のドラフト会議にて育成1位で指名。ルートインBCリーグの富山サンダーバーズから入団した3年目の選手です。入団時は「高校時代は陸上部で直接高校野球を経験せず(硬式クラブチームには所属)入団した異例の選手」として「ニックネームが和ギータ(ソフトバンクで活躍中の柳田の愛称)」と言うこととともに、通なプロ野球ファンに知られた存在でした。
持ち味は豪快なフルスイングと陸上部を経験した走塁・盗塁。自分はフルスイングだけ知っていたのですが、昨年の2軍では23盗塁も走っていたのですね。足を使った野球をしたい井口監督好みの選手といえるでしょう。
今年の6月に念願の支配下登録。上の動画にある通り森から執拗に牽制をされた上でのこの盗塁。このプロ初盗塁は鮮明にプロ野球ファンに映ったのではないかなぁと思います。(和田が少しでも知られて嬉しい限り)
現在は投打がかみ合って首位を守っていますが、この長丁場では必ず苦しい時があります。そこをどうやって乗り越えていくかが鍵となっていくでしょうね。今年はベテランの鳥谷が加入して鳥谷自身の経験もロッテで活かせるのではないかなぁと思いますね。
…本当にこういう展開が久しぶりなので長く語ってしまいました。まだペナントは始まったばかりですが、今年も楽しくプロ野球を見ていこうと思います(疲れた中での数少ない癒やしの場ですからね…w)