No.0024 整理・整頓・清掃・清潔・躾
※約2050文字の内容の記事です。
おはようございます。あいにくの雨の天気ですが、今週もしっかり、かつ手を抜くときは抜くよう仕事に取り組みたいと思います。(なお当然のようにいつ仕事が開始なのか分からない模様)
こちらの2つの書籍、今風で言えば「捨断離」が通じるのかな?職場の維持改善に利用されているスローガンの5つの言葉がタイトルの「整理・整頓・清掃・清潔・躾」のいわゆる5S(活動)を題材にした作品です。
とは言ってもどちらも10年以上前の書籍であり、前の職場での関連でおまけ的に購入したモノなので分からない人にはなんのこっちゃ?と思われるかもしれません。
私もこの本を読んで導入しようとしましたが、根本的な部分が改善される兆しと可能性がなかったので結局小手先だけのものだけになってしまいました。現在の職場では最初の3つの3S「整理・整頓・清掃」を行える範囲で行ってる感じですね。
まず5Sの意味を知らなければ話が進まないので、ざっくりと紹介します。普段使っている言葉の意味とはちょっと違うのがミソですね。
1.整理…「必要なモノ・情報」と「不必要なモノ・情報」を区別し、「不必要なモノ・情報」を処分すること
2.整頓…「必要なモノ・情報」を『いつでも、誰でも、必要なとき』に『見える・分かる・できる』ようにすること
3.清掃…あらゆる汚れをなくし、綺麗な状態を維持しておくこと
4.清潔…上述の「整理」「整頓」「清潔」の3つの状態を保ち、継続すること
5.躾…清潔な状態を維持し、企業の活動として習慣化させること
さらにざっくりとした効果としては
1.整理…職場内のスペースの確保
2.整頓…モノ・情報を探す時間の削減(作業時間の確保)
3.清掃…ムダの削減および発見、怪我のリスク削減、社員の行く勢力の向上
4.清潔…ムリ・ムダ・ムラの削減、クレーム削減、社員の能力向上
5.躾…清潔と同様、企業のイメージアップ
となると思います。基本的な事だと思いますが、職場に入るとそれが出来てない人が以外と多いんですよねー(白目)
こちらの書籍はこれから導入する方の指南書になりますね。5S活動を行うための方法を細かく記述されています。
・組織として5S活動をどうしたらいいのか?
・全体として活動を行ってどのような効果があるのか?
・マンネリ化を防ぐための5S活動を行うためにどうしたらいいのか?
主にこれらがポイントとして描かれており、8割方は上二つのポイントを紹介していますね。「整理するモノ・情報の基準は?」「整頓する為にどの場所にどの方向でどういう風に表示するか?」「効率的に清掃する為には?」「社員が継続的に3Sを維持するには?」「最終的に習慣化させて、それを維持していくには?」等々…これらの疑問点をしっかり解説しているのでそこから私生活にも活かせるノウハウもあるかと思います。
こちらは実際に5S活動を導入して成功した企業の体験記となっています。現在でも金型設計・製作で活躍されている企業「枚岡合金工具」さんの社長である古芝保治さんの書籍です。
枚岡合金工具さんは導入する前、創業以来の赤字に転落して会社がピンチになっていました。その時に5Sを既に導入している成功した企業の工場見学を有志と一緒に参加し、その工場での仕事ぶりに感銘を受けたそうです。
そこから3S(自分が読む限りでは事実上5S活動)活動を開始し、紆余曲折を経て5年後、黒字に転換し、以降は業界の間で「5S活動を行って成功した企業」として知られて見学会も行われてたりもしてるようです。
こちらは先述した5Sの活動をさらに詳しく記述されています。枚岡式5S活動の手法をしっかり写真付きで紹介しているので、活かせる企業はすぐにでも活かせるようと思います。
さらに社員の心境の変化もどのようにして行っているのかも書いているのが特徴ですね。当初は反発されて非協力的な社員もいたそうですが、とある出来事で「見える成果」を理解した結果協力するようになったと綴っています。そう簡単にはいかない苦労とかも書いているのでこちらも注目に値するかと。
そして結構重要な要素として「立場が上(経営トップ)な人が率先垂範して行う」ことを共通項目としてあげられています。組織として全体的に行わなければ本当の効果が得られないとも記述されていますね。…まぁ、最近はベンチがアホやから野球がでけへん企業が多いみたいで(苦笑)
とはいえ、この書籍達を出会ったことで「社員として何をすべきなのか?」「その仕事達の優先順位は?」「しなかった事でのリスクは大か小か?」「ムダな作業を削減するためにどうしたらいいのか?」などなど、気づく力だけは一人前にはなったので読んで良かったと思います。
また1から読み直して自身の考えを上書きし、改めて仕事に取り組んでいきますかねー
…おっと、ゴミゼロの書籍は現在取り扱いは行ってないようなので、もし興味を持ったならこちらの新装版でお読み下さいませ。