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不倫アパートへ突撃

毎日暑いですね。私は今日は、目の調子が悪く、眼科へ行ってきました。今までより、潤いの多いコンタクトに変更するように勧められました。もちろんそうしたいのですが、お値段が少し高くなり辛いです。

今日は夫とA子の不倫アパートへ急に突撃した時と、その前後のお話を書きます。


夫はA子と何度も別れと復縁を繰り返していた。その数は10回以上に及ぶと思われる。二人は衝動的に喧嘩別れし、しばらく立つと冷静になり、復縁する。復縁する理由は、A子側がしつこく迫ってきたり、夫がA子への思いを断ち切れなかったり、A子が先に離婚したことによる後ろめたさなどがあるようだった。(A子は不倫開始当初は既婚者であった)

それと、二人は同じ職場だったので、夫はA子を無下に扱い、職場で騒がれることを恐れていたのもある。これは、私の想像ではなく、夫がそう言っていた。

A子はただのパートだったので、職を失うことにダメージはないだろう。夫は正社員だったので、そうはいかない。不倫がばれて、失職まではいかずとも、周りからそういう目で見られるのだ。夫はそういうことは避けたかったに違いない。

そのように復縁するのにいろんな理由があっただろうけど、私は彼らの一番の理由は性的なものだろうと思う。中毒になっていたのだろう。二人とも幼い子を持つ父母なのに、情けない。本当に情けない。

夫は不倫がばれてから、しばらくは私に「A子と円満に別れたいので、待っていてくれ」と言っていた。しかし、別れと復縁を何度も繰り返すうちに、雲行きが怪しくなってきた。

最終的には「もうA子とは普通には別れられない。転勤の希望を出す。物理的に距離をとれば、別れられるかもしれない。A子もさすがに、そこまで追ってこないだろ。春の転勤まで待ってくれ。」と宣った。

私はまだ待たなければならないのか、なぜきっぱりと別れられないのかと憤っていたが、こんなにも最低な夫との家族を守るために、春まで待つことにした。

そして、夫はまた当たり前のように不倫を継続し、不倫アパートへ入り浸った。私は台風の日も、豪雪の日も、地震があった日も、娘が体調の悪い日も、娘の習い事の行事も、ほぼ娘と二人きりで過ごした。夏休みに泳ぎに行きたいと言われれば、娘と二人で海や川へ行った。コロナでプールはほとんどやっていなかった。一人で子育てすることはこんなにも大変なことなのかと身に染みた。何より、不倫されながら、一人きりで子育てするのは地獄だった。ふとした時に、涙がとまらなかった。運転中、スピードを出しすぎて、このまま…と脳裏によぎったこともあった。朝、目が覚めた瞬間から絶望的で、どん底の毎日だった。

それでも春になったら、不倫が終わると信じて、一人きりで家事、育児、パートなどをこなしていた。

そして、2月になり、転勤の辞令が下る日がやってきた。私はずっとこの日をカウントダウンして待っていた。もう神頼み以外にできることはなかった。

しかし、その春の転勤は叶わなかった。確かに、夫は転勤希望を出していたが、会社都合で受け入れてもらえなかった。私にはもう戦う力がなかった。また一年後の春まで、あるかないか分からない転勤の可能性にかけることもできなかった。不倫は一年半続いていた。

夫に聞いた。

私:「転勤はなかったけど、やっぱり彼女とはすぐに別れられないの?」
夫:「彼女とは今すぐには別れられない。」

夫からその返答を受け取り、私はA子に会うために、二人のアパートへ突撃することを決意した。

アパートへ突撃することで、不倫の証拠を増やしたかった。転勤がなかったことにより、私は夫と別居し、まずはA子に慰謝料を請求しようと決断した。裁判になった時のために、証拠はたくさん持っていたかった。アパートへ行けば、A子に連絡先も聞けるし、動画、音声など撮れるかもしれない。

不倫が発覚して、この日まで、私は従順に待っていた。夫の両親が二人のアパートへ突撃したことはあったが、私は行かなかった。ただ、ひたすらに情報だけを集めて、待っていた。夫からA子は狂暴であることや、怪しい仲間がいるかもしれないと示唆されていたので、私の行動により娘に危害が加えられることを恐れていた。

しかし、別居を決意したので、それが全てどうでも良くなった。何より、A子に怒りをぶつけたかった。もちろん夫が一番の悪だとは思う。しかし、A子だって同罪だ。私の溺愛する幼い娘の人生をめちゃくちゃに壊したのだ。私の娘から父親を奪ったのだ。責められて当然だ。慰謝料を払って終わりなんかにできることではない。鉛筆一本盗んで、通報されるのに、なぜ不倫は野放しなのか。分からない。この世は腐っている。

そして、私は二人のアパートへ突撃した。朝、娘が登校した後、急いで車に乗った。車で五分のところに、同棲アパートはある。夫の自転車がとまっていた。

スマホの録画機能をオンにしてから、チャイムを鳴らす。1度目は何の反応もない。数回鳴らすと、玄関で人が動く気配がし、夫が一人で出てきた。

夫:「もう彼女とは別れたので、帰ろう。」
私:「今まで何度も別れと復縁を繰り返してきたので、信用できない。彼女と話したいので、会わせて。」
夫:「もう別れたので、彼女は関係ない。巻き込むな。」
私:「なぜ、彼女は出てこないの?別れたなんて信用できない。」

押し問答が続いて、結局彼女は出てこなかった。私は泣きじゃくりながら、夫と車に乗り、帰った。夫は遅刻すると職場に電話していた。夫が通勤した後に、私が再びA子に会いに行くのを恐れたのだろう。

バカみたいだ。A子は気が強い女だと夫は言っていた。しかし、出てこなかった。弱虫だ。私は勇気を振り絞り、アパートへ行った。それなのに、なぜA子は出てこないのだ。もし、本当に別れていたとしても、今までのことを謝罪するべきだ。責められるべきだ。慰謝料だって、払うべきだろう。別れたからお終いだなんて、不倫する人達の倫理観の欠如に驚く。

私なら、幼い子供がいる間は恋愛モードにはならないし、万が一そんなことがあったとしても、夫とA子のような汚いやり方はしない。子供を蔑ろにしてまで、恋愛を貫くということはない。それが人間だと思っている。特に母親は子供を捨てない。そんなことをするのは、何かが歪んでいる。別次元にいるか、病的なものを抱えているとしか思えない。

私は負けなかった。夫には内密に、翌日にA子に会いに行った。

(その日のことは別記事に書いてあります。)

続く。


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