見出し画像

【妊娠/出産時の痛み】ネガティブ妊娠/ポジティブ育児

子供の頃、友達との会話でたまに出てきたこと。
それは、出産時の痛みは「鼻からスイカが出る程痛い」という話でした。
子供を持つ人が出産時について話す時、「もうとにかく死ぬほど痛い」と武勇談として語られることも多いです。

幼い頃から出産への恐怖を植え付けられ、(子供は産まなくていいや…)と思っていました。

妊娠がわかった時に,、出産に関する体験談等を色々と読んでみると、「痛い」のオンパレード。
出産時はもちろん、その後の痛み、授乳の痛み、様々なマイナートラブル等を抱えながら、慣れない育児、家事…。

寝ていて、無痛で、いつの間にか出てきてくれないかな…
そう思っていました。

私は最初、無痛(和痛)分娩を希望していました。
とにかく痛いのが怖かったのです。
しかし妊娠期間も終盤時、逆子になっていることが発覚。
逆子を直す体操を病院から毎日するように言われていましたが、頑張る気力はありませんでした。

なぜなら、私はもともと、自然分娩より帝王切開の方が良いかもしれない、と思っていたからです。
自然分娩だといつ出産が始まるかわからない。
真夜中に陣痛がはじまったらどうしよう。
しかもめちゃくちゃ痛いとよく書いてある。
最悪なのは、陣痛が長引いて、結局帝王切開になる「フルコース」。
だとしたら、最初から帝王切開の方が良いと思っていました。
帝王切開だと出産日の予定もたてられるし、麻酔や痛み止めも使えるので、痛みを乗り越えやすいのでは、とも思っていました。

逆子を直す気力もなく、そのまま帝王切開の予定日になりました。

帝王切開はまず、麻酔を入れる最初の注射が痛い、とネットによく書いてありました。
背中に注射を打つ際、「エビみたいに背中を丸めて~」と言われたのですが、私の背中はビビッて、注射から逃げてしまっていました。
数回、注射が失敗してから、体格の良いふくよかな看護師(メイプル超合金の安藤なつさん似)が、
「大丈夫!!私に全力で来て!!抱きついて!!先生の注射に負けないで!!」
と言ってくれて、無事麻酔は成功しました。

手術中は痛くなかったのですが、帝王切開の場合は、術後、麻酔が切れてからが痛いらしく、私の職場の同僚も、「術後が死ぬほど痛かった」と言っていました。
しかも病院の方針で、術後の硬膜外麻酔はありませんでした。
(いつ麻酔が切れるのだろう…)
とドキドキして夜を過ごしました。

夜中の定期見回りもあり、一睡もできませんでしたが、痛みはさほどでもなかったです。
「痛いのは術後の翌日」ともよく書いてあるので、早速はじまる歩行訓練に育児や家族の訪問に対応しつつ、(いつ痛くなるのか…)と不安でしたが、やはりさほど痛くはなりませんでした。

ただ、笑った時に、筋肉痛のような痛みがお腹にありました。
でもそれだけで、痛みはほぼありませんでした。

あっさりと子供の頃からの恐怖は終わりました。
2人目の出産も違う病院でしたが、同じようにあまり痛くなかったです。

それ以後、「出産はそんなに痛くなかった」と言っています。
特にこれから子供を持つかもしれない方には言っています。
「痛い」というだけで、出産に前向きになれないという気持ちはあると思うのです。
(帝王切開は絶対痛くないという意味ではなく、あくまで私はあまり痛く感じませんでした)

いいなと思ったら応援しよう!