Div1&Div2戦力分析…箱庭バレー[19th Season]

Div1戦力分析

まずは昨シーズン優勝し連覇を目指す東京だが、OP賀喜遥香が移籍したことは痛恨だが、OH松本麗世をOPに据え、彼女の後釜として京都から江角怜音を補強している。昨季ほど圧倒的とはいえないかもしれないが、まずまずの戦力状況といえ、連覇も射程範囲に入っている。
ライバルの名古屋は、正源司陽子・月島琉衣という主力が移籍しピンチかと思いきや、山﨑天を獲得、弓木奈於をスタメンに入れて東京と遜色ない戦力となっている。今季もこの２チーム中心で動くことになりそうだ。
３位大阪は上位２チームより一歩下がるが、チーム全体の戦力はリーグトップクラスで粒ぞろいといえる。スタメンに変化なく、札幌から早﨑すずき、京都から小川彩を獲得、総力としては昨季を上回った。
４位の福岡も面白い。OPの守屋麗奈に加え、OHに名古屋から月島琉衣を加え、生見愛瑠をサブに回すという贅沢な布陣。上位陣の脅威になること間違いない。
５位広島は降格した札幌からセッター山下瞳月を獲得、他の戦力は変わらないため戦力の底上げになっている。
６位横浜は山﨑天が名古屋に移籍したが、OPに東京から賀喜遥香、MBに京都から田村真佑と、こちらも昨季よりも強くなった印象だ。
７位京都は昨季降格圏内で粘っていたが、今季は降格の札幌から小坂菜緒、横浜から永野芽郁を獲得し、安定感がぐっと増した。２期ぶりの優勝は難しいだろうが、よい戦いぶりを見せてくれることだろう。
そして今季初昇格の岡山だが、２部リーグ時の選手を一部整理して、１部リーグの名古屋から正源司陽子を、福岡から瀧野由美子を補強した。
他チームでレギュラークラスは正源司のみで、瀧野はサブとしては万能だがOPとしてどうかは不安がある。昇格に貢献した向井純葉、梅澤美波、桜田ひよりはスタメンとして残り、新人の大信田美月が加入するなど未知数の力が爆発すれば優勝は難しいだろうが残留の道も見えてくることだろう。

Div2戦力分析

最注目は降格した札幌が、どれほど強さを発揮するかだろう。主力の小坂菜緒、山下瞳月、早﨑すずきがDiv1の別チームに移籍したが（Div1限定契約のため）、OP鈴木ゆうかが残留したのは大きい。更に東京から山下美月を獲得するなど、精一杯の補強はしている。しかし戦力ダウンは避けられず、Div2チームではチーム力は圧倒しているが、果たして無双状態で再昇格を果たせるのか。
昨季２位の熊本は、昨季とほぼメンバーを維持しつつ、名古屋から柳堀花怜を獲得、札幌のライバルとしての実力を養っている。
３位の仙台は福岡から佐々木ほのかを獲得したが、昨季同様安定した実力を維持している。リーグではブロックの高さは随一であり、大番狂わせをするとすればこのチームかもしれない。

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