第11期第10節（3）【名古屋12 - 15横浜】松本麗世や瀧野由美子の活躍で名古屋がリードするも、堀田真由のサービスとブロック、一ノ瀬美空のスパイクで横浜が逆転勝利した一戦…
名古屋12 - 15横浜
この試合は、両チームともに世界クラブ大会出場を目指す重要な一戦だった。
序盤は名古屋が中村監督の指示通りに積極的に攻め、松本や瀧野のスパイクで得点を重ねた。
横浜は一ノ瀬や平尾の活躍で食らいつき、第1テクニカルタイムアウトまでに4-5と僅差にした。
その後も名古屋は松本のサービスエースや高橋のブロックで優勢に進め、一時は10-7とリードした。
しかし、横浜は白石監督の交代策が功を奏し、堀田のサービスやブロックで流れを変えた。名古屋の攻撃は横浜の堅い守備に阻まれ、失点が続いた。横浜は一ノ瀬のスパイクで逆転し、そのまま押し切って15-12で勝利した。
名古屋は4連敗で最下位に沈み、横浜は3位をキープした。
【MOM】
一ノ瀬美空（横浜・OH）
＜選定理由＞
一ノ瀬は横浜の中で最も高い評価点8.1を獲得した。
彼女はチームのキャプテンとして、攻守に渡ってリードした。スパイクではチーム最多の5得点を挙げ、名古屋のブロックを打ち破った。
特に終盤では、決定的な得点を連続で決め、逆転勝利に大きく貢献した。
また、レシーブやディグでも安定してボールを拾い、チームの攻撃の起点となった。彼女の存在がなければ、横浜は名古屋に押されていたかもしれない。
【監督コメント】
中村ゆり 監督（名古屋）
「今日は悔しい負けでした。序盤は良かったのですが、途中から横浜のサービスに苦しみました。特に堀田選手のサービスは強烈で、レシーブが崩れてしまいました。攻撃も横浜のブロックに阻まれて、決定力が足りませんでした。松本選手は素晴らしいプレーをしてくれましたが、それだけでは勝てません。チーム全体で課題を克服していかなければなりません。残りの試合も諦めずに頑張ります」
白石麻衣 監督（横浜）
「今日は苦戦しましたが、最後まで諦めなかった選手たちに感謝します。名古屋は松本選手や瀧野選手のスパイクが強く、ブロックが難しかったです。しかし、堀田選手の途中出場が功を奏し、サービスとブロックで流れを変えることができました。一ノ瀬選手はキャプテンとして見事なスパイクを見せてくれました。彼女はチームの精神的支柱です。小坂選手は不調でしたが、彼女の頑張りも評価します。世界クラブ大会出場に向けて、まだまだ改善すべき点はありますが、一戦一戦に集中していきます」
【選手コメント】
松本麗世（名古屋・MB）
「個人的には得点を取れたので良かったですが、チームとしては負けてしまったので悔しいです。横浜のサービスに対応できなかったのが敗因だと思います。私たちはもっとレシーブの練習をしなければなりません。一ノ瀬さんはすごいスパイカーでした。彼女のようになりたいです」
一ノ瀬美空（横浜・OH）
「今日は厳しい試合でしたが、チームのみんなが頑張ってくれたおかげで勝つことができました。名古屋は強いチームでした。特に松本さんのサービスやスパイクは凄かったです。私は最後に決めることができて良かったですが、それまでは（山下）瞳月ちゃんや石森さんのトスがあってこそです。堀田さんもサービスとブロックで大活躍でした。彼女は私たちの救世主です。これからもチーム一丸となって戦っていきます」
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