第3回HVCC1回戦（4）【大阪12 - 15ロンドン】伊藤理々杏のサービスエースと最後のスパイクでロンドンが逆転勝ちし、昨季準優勝の大阪を破った。大園玲や斎藤飛鳥の活躍も空しく、日本チームは全て敗退…
大阪12 - 15ロンドン
世界クラブ大会１回戦第4試合は、昨季準優勝の大阪と、過去2回とも初戦敗退のロンドンの対戦となった。
大阪は国内リーグで圧倒的な強さを誇っているが、ロンドンは昨季大阪に敗れたこともあり、リベンジに燃えていた。
試合は序盤から大阪が主導権を握り、OHの大園玲や斎藤飛鳥がスパイクで得点を重ねた。セッターの浜辺美波もトスの精度が高く、大阪の攻撃は多彩だった。
ロンドンはOHの伊藤理々杏がサービスで2点を奪うなど、粘りを見せたが、大阪のブロックに苦しみ、中村麗乃や池田瑛紗のスパイクも決まらなかった。
大阪は10 - 5とリードしたが、そこからロンドンが反撃に出た。ロンドンのセッター矢久保美緒がトスのバリエーションを増やし、伊藤や与田祐希のスパイクが決まった。
大阪は金村美玖や西森杏弥のブロックで食い下がったが、ロンドンのMBの梅澤美波がブロックとスパイクで2点を挙げ、ロンドンが逆転した。
大阪は最後の力を振り絞り、大園や斎藤のスパイクで追い上げたが、ロンドンの伊藤が最後のスパイクを決めて、ロンドンが15 - 12でセットを奪った。ロンドンは歓喜の渦に包まれ、大阪は悔しさに顔を歪めた。
【MOM】
伊藤理々杏（ロンドン・OH）
＜選定理由＞
伊藤はチーム最高の8.2の評価点を獲得し、サービスで2点、スパイクで3点を挙げた。特に試合終盤のサービスエースと最後のスパイクは、ロンドンの勝利に大きく貢献した。伊藤は攻守ともに安定したパフォーマンスを見せ、大阪の強力なブロックをものともしなかった。
【監督コメント】
高畑充希 監督（大阪）
「残念な結果になりました。私たちは序盤は良いプレーをしていましたが、途中からロンドンのペースに巻き込まれました。ロンドンの伊藤選手や矢久保選手は素晴らしいプレーをしていました」
【選手コメント】
伊藤理々杏（ロンドン・OH）
「今日はチーム全員で勝ち取りました。私はサービスやスパイクで貢献できて良かったです。最後のスパイクは矢久保さんのトスが完璧でした。大阪は強いチームでしたが、私たちは自信を持ってプレーしました。次の試合も頑張ります」
矢久保美緒（ロンドン・S）
「伊藤ちゃんが素晴らしかったです。私は彼女に合わせるようにトスを出しました。大阪のブロックは厳しかったですが、私たちは攻撃のバリエーションを増やしました。私たちは昨季の敗戦を忘れていませんでした。今日はそれを乗り越えることができました」
大園玲（大阪・OH）
「悔しいです。私たちは序盤は良かったのに、途中から崩れました。ロンドンは最後まで粘ってきました。伊藤さんや矢久保さんはすごかったです。私はもっと点を取れるようにしないといけません」
浜辺美波（大阪・S）
「負けてしまって残念です。私はトスの精度が高かったと思いますが、ロンドンのブロックに対応できませんでした。ロンドンの矢久保さんはトスのバリエーションが豊富でした。私もそういうトスを出せるようになりたいです」
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