【第16期第8節まとめ】優勝争いは広島、京都、札幌に絞られたか? 名古屋、福岡は絶望的に…今節MVP:河村ここあ(広島)
リーグ順位表
試合結果
東京 15 - 11 横浜
大阪 12 - 15 札幌
広島 15 - 10 名古屋
京都 15 - 12 福岡
今節リーグ最優秀選手:河村ここあ(広島)
Rating:8.8 SP:0 BP:2 AP:1
*初選出
広島vs名古屋の主役は、昨季新人王の河村ここあだった。得点こそ3得点に過ぎない(2BP+1AP)が、要所要所で名古屋の強力な攻撃を防ぎきった。
名古屋はセッター松田好花を中心に、月島琉衣・弓木奈於・田村保乃が攻撃を仕掛けたが、河村のリードブロックに得点力を削がれた。河村は評価点平均とBPで個人成績トップに立ち、2年目にしてリーグを代表する選手に成長しつつあるようだ。
広島を追う京都は、福岡との対戦。この試合は京都の柳堀花怜と早﨑すずき、福岡の安納蒼衣といった僕青ユース出身者が活躍したが、試合を決めたのは京都のエース守屋麗奈だった。圧巻の7APで追いすがる福岡を蹴落とした。これで守屋は名古屋の田村保乃を抜いてAPで首位になった。
これで福岡も名古屋も4敗となり、残り6試合は負けが許されない厳しい状況となった。
そして前節で優勝が絶望的となった横浜は、下位の東京と対戦したが、意気消沈したためか東京のかきさくゴールデンコンビの攻撃を防ぎきれず連敗を喫した。3勝5敗となり、東京にも得失点差で抜かれて7位に転落した。
大阪vs札幌は、アウェーにもかかわらず札幌が押し切った。サブの藤嶌果歩がスタメンに抜擢されると、相手に読ませない意表を突くトスを供給し、岡崎紗絵・小坂菜緒・谷口愛季の得点を後押しした。特に谷口は4APを記録するなどキャプテンとしての責務を果たした。大阪は主力の井上和が不調で欠場したことが響いた。
これで8節目にして早くも優勝争いは、広島、京都、札幌に絞られたといってもいいだろう。
広島は河村ここあ以外に突出した選手は見受けられないが、その分生田監督が好調な選手を試合ごとに抜擢して勝ち抜いている。
京都は何と言っても守屋麗奈が中心だが、今季加入した金村美玖がバックヤードを固めることで攻撃までの導線がスムーズになった。小川彩のセットもよい感じになった。
札幌はセッターを4名(山下瞳月、藤嶌果歩、浜辺美波、石田千穂)を抱え、いずれも高水準の活躍をみせて、試合ごとに戦略を見直す高度な戦術でここまできている。そのセッターのトスを受けて、岡崎紗絵、小坂菜緒、生見愛瑠、谷口愛季といった豪華な主力攻撃陣がスパイクを決めるパターンがハマっている。課題があるとすれば、セッターとしての自負のある4名の出場機会をいかに確保するかだろうか。
各試合記事(選手&監督インタビュー等)
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個人成績
最多得点
評価点平均
BP (ブロック得点)
AP (アタック得点)
RP:得点に絡むレシーブ(アシスト)
TP:得点に絡むトス(アシスト)
注釈的確認事項
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