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店主の読書「口に関するアンケート」

こんばんは、ハコニト店主・タカハシです。

店主、ホラーが好きなのですが、最近は趣味の本というより、お店に置く本を選んだり、読んだりすることが多いので、どっぷり偏った読書ということは少なく、広く浅くの読書になっています。

読みたいなぁと思うホラー小説はいろいろあるのですが。

そんな中、最近、読んですごく印象に残ったので、人に本をプレゼントする機会があれば、これをあげようっていうホラー小説があります。
怖いの苦手かもしれないのに、問答無用でホラー小説あげるとか、テロじゃん。という疑惑があるのは置いておいて。

私のお決まりプレゼント本は、背筋さんの「口に関するアンケート」

印象的な小さいサイズ感。550円(税抜)というお手頃価格。
内容も読みやすくてちゃんとゾッとする。オカルトでもあり、ヒトコワでもある。でも、これを見たやつは呪われる!というリスクもなくホラー慣れしていない人にも読みやすい良い本です。

背筋さんといえば2023年にデビュー作「近畿地方のある場所について」が話題になって、続いて出版された「穢れた聖地巡礼について」も好評を博している新進気鋭のホラー作家(?)さんですが。

実は「急に人気がありすぎて、なんか、読むの癪…」と思って手を出せずにいました。しばらくは「口に関するアンケート」も、様子見していたのですが、逆に目立つサイズ感と表紙のでっかい口が気になっちゃって誘惑に勝てずに読んでしまいました。

個人的には、読むなら、電子版より本で読むほうが、面白い作品だと思います。20分くらいでサクッと読めて、お手頃な価格帯なので、ずっと手元に置いておくというよりも人から人へ不幸の手紙みたいに拡散していくのがいい本だな。と思いいろんな人にプレゼントしています。


そして「口に関するアンケート」は演劇にはまると思うんだよな。
これ、絶対、演劇でやってほしい。朗読劇でもいい。

登場人物は実際には、6人なのですが、そのうち1名はすでに故人なので、語り手としては5人(男性4人・女性1人)なので、朗読劇だったら、やる気出せば人集められそうなんだけど。まだ、そこまでのやる気はなく…。
朗読系の人で怪談系好きな人につてがあったらなぁ。
演劇でやるとなったら、回想パートは故人の6人目の演者も必要ですが、実現可能なキャスト数だと思います。

自分で企画はしないけど、いける近場で演劇でも朗読劇でもやるってなったら、絶対行くと思う。

映画にすると、この本のジリジリした感じが、なくなっちゃうと思うので、映画ではないなぁ。

公演の際には、最後に「口に関するアンケート」も取ってほしいですね。
大学生の時に読んでたら、口に関する卒論書いてたかもな。


考察系のことは、ほかの方のnoteやyoutubeでも上がっていると思うので、考察深めたい方はそちらを見てみるといいかもしれません。
でも、どちらにしても先入観なく、作品を読んでみてからほかの人の意見を探してみる方がいいと思います。
夏に読むのもいいけど、逆に冬のものすごく寒い日に読むのもゾッとしていいかも。

サクッと読めるので、いつか「その場で読む読書会」でやろっかなぁ。
夢が広がります♪

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