悩み相談に答えるのは私には無理
あさイチのお悩み相談に大好きな方々が出ていたのですぐさま録画をした。
私とは全く立場の違う新鮮な視点のジェーン・スーさんと、同じ誕生日の木村多江さんと、情緒安定型の安心のいとうあさこさん。
お風呂が面倒。どう気持ちを奮い立たせるか?という男性からのお悩み。
スーさんの「尿意です。」に1人で大笑いしてしまった。「全てのことの動機づけは尿意。」もう名言。
学生時代の友達と意見合わなくて喧嘩してしまうというお悩み。
あさこさん「今、感覚がたまたま合わない時期なだけ。50過ぎたらまた合うかもしれない。」
多江さん「上手くいく距離を探す。近すぎると主観的にものを見てしまう。」
スーさん「ふわっとさせておくのも大切。是々非々(ニュートラルに判断すること)というか。」
三者三様。いろんな視点があって面白い。
老いていく親を見るのがつらいというお悩み。
スーさん「80後半になると感傷的にもなっていられなくなる。」
今、まさにこれ。感傷的になったりはしてないけど、いよいよかと覚悟はする。
スーさんのように喧嘩しながらも向き合うか、多江さんのように親の思いに寄り添うか、あさこさんのように距離を保ってみんなで見守るか。
言い方がキツいと夫に怒られるというお悩み。
堀井さん(スーさんと一緒にいる方)「自分がイラッとくるタイミングはほぼ決まっているから、それをまず知っておくと良い。」
これは良い!自分の地雷はちゃんと知っておいた方がいい。そして相手にも伝えた方がいい。
ときめくことはありますか?という質問。
3人とも無い、と。
そうなんだよ。ときめく機会も減ってくし、世の中の人全て「あら、やだ。かわいい!」になっていく。
多江さんのように推し活でときめくのはあるかもだけど。
理不尽なことを言われても言い返せず謝ってしまうというお悩み。
スーさん「最近は舌打ちをしますね。聞こえるように。」「おばさんが舌打ちするとみんなギョッとするんですよ。」「やっちゃダメと言われたことをそろそろコントロールしながらやってもいいんじゃないかと。」
「お酒は20歳から。舌打ちは50から」名言!!本当に最高!!
初彼氏ができた娘にどう接したら?というお悩み。
多江さん「親しき仲にも礼儀あり。問い詰めたり根掘り葉掘り聞くのではなく、タイミングを待つ。」
堀井さん「親がいないと何もできない気がしてたけど、思い切って手を離すと全然ひとりでやっていけてた。自分の子離れをいつにするかを考えてみては。」
スーさん「恋愛は親に全部話してた。母親はびっくりしたあと一拍置いて『あなたが幸せならそれでいい』と言ってくれたのが本当に嬉しかった。」「その一拍にいろいろ飲み込んだんだと思いますよ。」
あさこさん「本当に娘さんのために考えていることもあるだろうけど、親の安心のために考えていることもあるはず。」「娘が楽しそうかどうか見ておくのがいいかも。」
どれも納得。いろんな立場、経験が説得力を生むんだなぁ。
年をとる自分とどう向き合えばいい?というお悩み。
あさこさん「何も生まないとうもろこしを育てるゲームを3、4時間ずーっとやってたの。何でこんな自堕落なことをと思って。」「婦人科の先生に『やる気出ないでしょ?50になっちゃったから。ホルモンのせいよ。』と言われて、自分に甘いので全部受け入れました。」「ホルモンのせいなら私のせいじゃない、と。」
多江さん「誕生日にカラット数が増えたね、と言われたんです。経験や知識が増えて自分自身の価値が高まり、輝きが増すと考えたら素敵で豊かだと思って。」
堀井さん「老いはいろいろやってきます。頻尿、口が渇く、目がかすむ、膝が動かない。これを先輩方が楽しそうに話すんです。」
スーさん「思っていたより老いはそんなに悪いもんじゃない。年齢的に自己受容ができるので、側から見たら知りませんけど我々はそれなりに幸せです。」
スーさんと堀井さんがPodcastでやってる番組で「ご自愛ください」が定番になっている。
スーさん「若い人には似合わないけど、私たちぐらいの中年が『ご自愛ください』というとピタッとくる。」
「やりたいこと、やらなきゃいけないこと、毎日一生懸命頑張っていることはわかってますよ。でも無理はしないで休める時は休んでね。という気持ちがギュッと詰まった言葉なんです。」
同じく中年の私にも「ご自愛ください」は沁みる。定型文のひと言が沁みるようになるとは。
私もポンコツなこの入れ物を大切にして、なるべく長持ちさせよう。年不相応な中身はもう少し磨きをかけて、彼女らのような素敵な答えを出せるよう精進しよう。