💊抗がん剤治療を始めて1年
10月になり、抗がん剤治療を始めて1年になる。
薬は減薬したものの、変わらずベージニオとレトロゾールを飲み、リュープリンの注射を半年に1度打っている。
主な副作用はベージニオの下痢とレトロゾールによる更年期の症状だ。
私の更年期の症状は薬によるものか、そもそもの年齢によるものかはわからない。
薬の副作用は主だったものを除けば似たり寄ったりで、複数の薬を服用しているとどの薬が原因なのかわからない。なので原因を突き止めるよりもその症状に効く薬を探した方がいい。
例えば胃痛なら胃薬、湿疹なら痒み止め、怠さなら漢方など。
1年も経つと、様々な副作用も、私に攻撃してくるものとそうでないものがわかってくる。
(ここでは体に現れる症状の話のみで。)
ベージニオの下痢や、レトロゾールのホットフラッシュなどの発症頻度が高い症状はやはり出てくる。
怠さや頭痛、腰痛、肩こり、冷え、むくみなどは万人共通のもので、もはや当たり前のものとして捉えている。
私が見過ごせない症状は下痢、関節痛、湿疹、睡眠障害、胃痛だ。
誰にでもいろんな症状があり、その中でも生活に支障をきたすものがある。それらには対処療法として薬やリハビリなどをきちんと用いるべきだと思う。
私の場合、対処療法を行わないとただ痩せ細ってしまい、体力が無くなっていく。
食事を摂っても下痢をし、胃痛のため食欲が無くなり、膝と両手の関節痛のため運動せず、夜中に痒みのため目が覚め、そのまま眠れなくなる。
そのためまずは、胃に優しい食事を必ず胃薬と共に摂り、下痢がひどくなる前に下痢止めを飲む。湿疹には寝る前にステロイドの軟膏を使用する。
関節痛に向けたストレッチを行い、夜中にぐっすり眠れるくらいの運動を行う。
悪循環を、無理のない絶妙なバランスで、様々な方法を用いて徐々に改善していく。
ちょっと羽目を外して揚げ物をたくさん食べると、瞬く間にバランスを崩してしまうけれど。
抗がん剤治療は長期に渡るものなので、あまり副作用として考え過ぎず、自分の体に耳を澄まして寄り添っていくといいと思う。
ちなみに抗がん剤治療の薬について知りたいときはかかりつけ医ではなくて、製薬会社に電話する方法もある。副作用やそれに対する対処療法も医師よりも詳しく知っている。パンフレットに必ず患者向けの相談ダイヤルみたいなのがあるので。