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書類作成とホットケーキ

ふるさと納税で選んだ干し芋が届いた。
それをもっくもっく食べながら、夫がふるさと納税の書類を見ているのを見ている。

私は書類系、例えば確定申告、年末調整、保険、株、説明書などが苦手だ。
ちゃんと読めば、調べればわかるだろうと言う人はできる人だ。
それは方向音痴と似ていて、いくらナビを駆使しようが下調べをしようが迷子になるのと同じで、調べれば調べるほど訳がわからなくなるのだ。


最近ホットサンドメーカーでホットケーキを焼くのにハマっている夫は休日になるといつも私に聞く。
「ホットケーキに使うボールってどれだっけ?」
もうすでに4回は使っているはずのボールのサイズを未だに覚えていないのだ。
確かに5種類の大きさがあるから区別は付きにくいとは思うけど、流石にもうわかるだろう。
その他にも「そこにあったから。」と私のバスタオルを使ったり、「タオル無かったから。」とトイレ用タオルで顔を拭いたりする。色別、場所別に分けて置いてあるのに。
いくら洗顔用、手拭き用、トイレ用と説明しても全く覚えられないのだ。
「覚える気がないだけ」と言いたくなるが、書類に関してそう言い返されると「それはまた違う話」と言いたくなる。


Twitterで、妻の子育てと夫の車の整備がよく似ているというマンガを読んだ。
子供を車に見立てて対応すれば良いという話ではない。妻が車の整備に対してちんぷんかんぷんなのと同じで、夫も子育てに対してちんぷんかんぷんなのだ。
まぁ、だからやらなくていいということではないんだけど、そのくらい全くわからない人もいるという話だ。

うちは書類を作成したりホットケーキを作るときは、手術形式で行う。
「メス」
「はい」
「源泉徴収票」
「はい」
「控除証明書」
「はい」
「医療費の領収書」
「はい」
「ボール」
「はい」
「泡立て器」
「はい」
「お玉」
「はい」

得意分野が夫婦で違っていて良かった。


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