おすすめ度★★「人は話し方が９割」美少女と読むビジネス本！

おすすめ度　★★
コミュニケーションのノウハウが書かれた本だよ。
他の本と比べて、話を引き出すためのテクニックに注力して書かれているね。

今日は永松茂久氏の「人は話し方が９割」について話したいと思う。
まずは、この本をボクなりにまとめると以下のようになるかな。

「質問・リアクションにより、相手に話させることで会話は上手くいく。
まずは会話術によって、嫌われない人となることを目標にしよう」

〜以下詳細＝
この本で、特に印象に残ったことは、「最初は、苦手な人には話しかけなくても良い」と言い切っているところだね。
なぜなら、会話が上手くなるためには、自信を持って話すことが大切だからだ。

そのためには、最初は話していて心地よい人との会話を増やすことが重要だと筆者は考えているんだ。

確かに、いきなり苦手な上司と話すより、にこやかな人との関係を作る方が心理的に楽だよね。

その他、本書では会話を円滑にするためのノウハウを教えてくれているよ。

ノウハウ1
人は誰もが自分のことを話したい生き物である。
自分のことを褒めて欲しいし、自分を分かってくれる人のことを好きになる。

だから、「拡張話法」を使って、会話を盛り上げよう。

「拡張話法」とは、相手の話を引き出すためのリアクションのこと。
具体的には、以下の順番でリアクションすることを推奨しているよ。

①感嘆(「へー！」、「ほー！」、「うわー！」などのリアクション)
②反復(「へー、〇〇ですか！」「〇〇いいですね！」など、相手の言ったことを反復する)
③共感(「分かります」「辛かったですね」「よく頑張ったね」など相手の感情に寄り添う)
④賞賛(「凄い！」「流石だね」など相手を褒める)
⑤質問(「それで、それで？」「どうなったの？」など相手に先を促す)

ノウハウ2
相手との会話のきっかけは、弾みやすい話題を選ぼう。

具体的には
・食べ物(好きな食べ物やおすすめの店など)
・出身地(名物や名所など)
・ペット(日本人の約6割はペットを飼っているためヒット率が高い)
の話がおすすめ。

ノウハウ3
初対面での印象がその後の関係を決定する。
初対面で、相手を不快にさせないようにしよう。

具体的には、下記の話題は避けた方が良いね。
・ネガティブワード(「〇〇が嫌い」「〇〇が嫌だ」)
・4Dワード(「でも」「どうせ」「だって」「ダメ」)
・下ネタ
・いじりなどのお笑い芸人のマネ
・話をまとめてしまう(話が広がらないため)
・負け惜しみ

この本を読んでほしい人
・雑談や初対面の人との会話に難しさを感じる人

なぜ読んで欲しいか
・会話を膨らませるための質問や話し方について、「具体的に何をすれば良い」のレベルで書かれているため。

100文字で紹介
・話し方は練習と心構え次第で上手になる
・良い会話をしたいなら、相手に気持ちよく話させること
・拡張話法によって、相手の話を引き出そう
・まずは嫌われないことを目指そう
・相手のことを思いやった話をすれば、自然と相手も自分のことを好きになる