詰め替えパウチに点字発見!(点字のはなし(43))

身近な点字シリーズ、久々です。
先日、ある商品の点字に気づきました。
詰め替え用のシャンプーとコンディショナーです。

詰め替えパウチの写真
<詰め替え用のシャンプーとコンディショナー。>

いつからこのような表示がされていたのかわからないのですが、
しっかり点字で「コンディショナー」「シャンプー」
と書いてありました。

コンディショナーとシャンプー、ふりがな付き。
<コンディショナーとシャンプー、ふりがな付き。
ちなみに「ディ」は普通の拗音と区別して「特殊音」と言います。>

以前から、シャンプーのボトルに「きざみ」がついていて、
触っただけで区別がつくようになっている事は知っていました。

でも、詰替用パウチに「点字そのもの」が書かれていることは、知りませんでした。
え、遅い?

多分、ボトルは触ってすぐにパッとわかるために、
文字ではなくマーク(きざみ)にしてあるのでしょう。
晴眼者だって、頭を洗っている最中は、目が使えないですもの。
便利ですよね。
「リンスだと思ったら、また泡立ってきちゃって。シャンプーだったのよー!」という笑い話は出来なくなるだろうけど。

一方、詰め替え用のパックを使う時は、点字を触って読む余裕がある筈です。
だから、マークではなく点字そのものなのでしょう。

詰め替えパックは、似たような形のものが多くて、
自分でシールを貼ったり、輪ゴムを留めたりして、区別している全盲者は多いです。シャンプーのボトルに柔軟剤を入れちゃったりしたら、大変ですものね。
こうして最初から点字が書いてあれば、迷うことも減って、とても良いと思います!

by くろうーろん

※こちらは過去にssブログ(2017-08-25 13:00)に掲載されていた記事です。再掲にあたり、一部修正致しました。