大謎の分類

昔アナビの会議に準備してた個人的な資料を、謎解き公演のネタバレを含まないように改変したものです。

  • 大謎が求める条件とは?

    • ストーリーとしての回収

    • 謎としての回収

    • 僕は勝手にラッスンゴレライにおけるオーメキヨソファイユアブロママヘイミッキ (ヘイヘイ)に当たるものだと思っていて、序盤・中盤の外し方から更にハズす何かだといいですね(ラッスンゴレライは途中まではリズミカルに漫才やってるだけなんだけど、最後で突然リズムネタという構造を利用している)

      • 構造自体を利用する必要は別にないですが…


  • 大謎=最終目標だから最初から何が大謎なのかはわかっているのに、最初から大謎が解けてしまわないのはなぜ?

    • 謎の条件が最後に提示されるから

      • 普通にやってるつもりなのにプログレスバーが100パーにならない

    • 道中のあるステップを踏むとできるようになるから

Q.面白い/納得感のある大謎とは?

  • ”超狭いあるある”

    • 課題は平凡なものだが、状況設定が特殊なので独特な突破方法があるタイプ

    • 超狭い条件について起こりうるあるあるを謎にしている

      • 1時間も考えてたらバレちゃうので、直前に設定を追加して条件を狭めてあげる必要がある

  • 序盤にスルーしていたモノ・知恵を再利用する

    • オープニングやチュートリアルであったり、意識から遠い所から拾えると素敵オープニングやチュートリアルであったり、意識から遠い所から拾えると素敵

  • 結果的に、意図せずマンガ等の王道展開を追体験できる

    • コラボものに多い印象

      • エンディングと謎解きとしての行動がリンクする

    • ストーリーを読んで、正しい行動を考えるものとは異なる

  • 見慣れたところが面白い挙動をする

    • 指示に従うだけで強いので、実は初心者に相性がよい

    • 例を想像すると分かる通り、ラストオブラストとは相性が悪い

      • 先述の指示に従うだけで強いという点が不利に(ひらめきを要求しない)働いてしまう

      • 複雑な実装のための作業パートを楽しくするのにも有用

      • バレない状態で決められればインパクトが強い

  • 謎的にすごい

    • 「実装がヤバすぎる」というやつ

    • LINE謎/Web謎でよく見る

    • 今までの謎全部左右反転でも解けるやん!など

  • 謎の存在自体を秘匿する

    • 最終回答提出式の二段落ちはこれ

      • 一昔前のSCRAP(最近減ったね)

      • 某公演は、最終回答提出式だが普通にやると間違いであることが簡単にわかるシステムだった。初心者にやさしいね

    • クリアの可否とは直接関係のないフレーバーとしてぶちこまれているケースもある

      • できなかった場合の徒労感の軽減を目論んでいそう

    • この形式の利点とは…?

      • 達成感が強い

      • できた人ができなかった人を見て優越感に浸るためのものかも?

      • 引っかかったときの悔しさが強い、ある意味失敗を前提としたコンテンツの作り方かも

        • この効果を引き出すための核心は客目線で、誰ができて誰ができてないのか把握できるところ

      • ここ↗だけを狙うなら、最後まで解きすすめると追加の指示が出るようにしてもよい

        • 最終回答が合ってる/間違ってる を、最後まで解き終わった/終わってない に置き換える

        • 成否に関わらず公演終了時に全員集合で特定のイベントが発生するタイプのものに有効

          • これも、失敗時の徒労感を減らすことに貢献(徒労ではなく単純に間に合わなかったので)

  • 追加指示が出るタイプ(すぐ上のやつ)→終了後に全員が一同に会するということは、必然的に、試験のようなミスってもすぐは死なないイベントで主に使われる

  • 行動できるのは一回だけ!タイプ(タカラッシュGPやSCRAP、100万謎など)→上のものとは異なり緊張感がとても強い。わざとそういうのを与えたいときに使われがち(賞金がかかっているなど)

  • どういうフォーマットであるにせよ、この形式を使うなら、失敗時の徒労感をどう軽減するか?がキーになりそうだ


  • 妨害or壁になるシステムの悪用(平和利用ともいえる)

    • 2公演だけ明確にこれと言えるやつを知ってる

    • 事前に伏線としてシステムにひとしきり苦しんでもらうことが必要


  • 身近なものの性質(アフォーダンス)の盲点を突く

    • フリクションは擦らなくてもドライヤーで消せるから銭湯の脱衣所でも消せる

    • 停電するとエレベーターの中が安全地帯になる

    • 翌月2日とかの予定をカレンダーに書く時、律儀にめくって書かずに前月のカレンダーの前月31日の週のつづきの薄く書かれてる欄に書くことがある

    • このタイプの謎もっと増えて欲しい(商業公演でみたことない) 


  • 製作者とはいえまさかそんな事やってないだろ~→やってた

    • 1番ウケる(笑いの意味で)

    • メタな視点での裏切りなので、少し変化球な後味になる

      • 広義には、先述の「超すごい実装」はこれに入る

      • 結果的に、謎解きに謎を求めている層へのウケがよい

    • 当然、やるのはクッソ大変

    • 新技術が開発できると作りやすい


  • ストーリー上の気づき自体が謎になる

    • なぜか周遊に多い

    • 公演だと注意力コンテストになりがちだからなのか?(これ使ってる公演あったら教えて)

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