半蔵門ブログ 1/8「半蔵門名前空間」

「宿題忘れました」にもいろいろいるが、中高生の僕にいちばん多かったのは「宿題の存在を忘れました」である。学校から帰ってご飯食べて風呂入って寝て、朝起きて電車乗って学校に着いた……瞬間に「ノート提出!!!!」ってなったりする。
原因はだいたい察しがついている。記憶がかなり場所依存なのだ。

学校にいる時は数日前に学校で何をしていたかを大抵思い出せるが、学校出て家に帰ると学校で何をしていたかの記憶があっさり消える。なんなら今日何をしたかも忘れる。そのかわりに、家に着いたら家で過去何をしていたのかを一気に思い出す。そういう仕様になっている。

どうも「家の記憶」「学校の記憶」「電車の記憶」などなど場所によって記憶が区分されていて、その場所につかないとその記憶を思い出せないシステムになっているらしい。ちなみに、何をしたか、とか何を話したか、に加えて聞いていた音楽や見ていたWebサイトなんかもばっちり場所単位で記憶している。

もっと細分化して「机に向かっている時」「廊下を歩いている時」などなどシチュエーションにも紐づいているので、さっきまでの自分が何を考えていたか忘れた時(しょっちゅうある)はその場所に移動すると思い出せたりすることが多い。

同じ感じの人、いない?

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