60*60サイズでアイコンを描こう!
前置き
なんか最近定期(定期更新型オンラインゲーム)関連の記事が
流行ってるっぽいので私もなんか書こ。
と思ってこの記事を書いています。
何が書けるか考えた結果、60*60サイズでアイコンを描くコツ(というか私はこう描いてるよっていうの)は面白いかな?と思って、これにしました。
あと、他の人もアイコン作成講座とか作ってくれるかなって…。
※それとこの記事にはうちの子かわいいと自画自賛が多大に含まれます。
60*60サイズで描くメリット
・縮小する手間が省ける
・サイズの関係上だいたいデフォルメになるのでかわいい
・最初からサイズが60*60なのでアイコン警察もにっこり
・はやい(たぶん)
・かわいい(絶対)
一番のメリットは一番上のやつだと思います。
私は本当にこれが面倒くさくてダメ。いちいち縮小するのも、縮小したあとで気にくわない部分見つけて描きなおすのも、面倒くさい!!!
そもそも2倍3倍のサイズで描くとでかすぎて縮小した時の見栄えがわからないです。むしろ倍サイズで描いてる人、どんな風にやってるか教えて。
用意するもの
・お好みのペイントツール(私はSAI!!!)
・描くキャラ
・かわいいアイコンを描くという強い意志(なくてもいい。なぜならあなたが頑張って描くアイコンがかわいくないわけがないから)
手順
私が描いてるのがSAIなので終始SAIで説明します。
まずは60*60のキャンバスを作ります。
圧倒的心細さ
作業中はずっと拡大状態で描くので、実際に表示された時の見た目の確認用に別窓で同じキャンバスを複製しておくと便利です。(私はいつもこれを忘れてひとつのキャンバスで拡大縮小を無限に繰り返しています)
新規ビュー→ウィンドウ分割で常に確認ができると賢い気がする
次にペン設定。鉛筆でサイズを1.0にします。濃度は100。
キャンバスがちっさいので、はっきり見えるタイプの線を
細めで描くとちょうどいい感じになる気がするぞ!
ここからは実際に私がアイコンを描く際の工程をざっと紹介します。
下書き残ってるやつがないので今から描きながら説明します。
今回描くキャラはこちら。
LastOrder#aに登録しているアデニウム。かわいいですね。
未だにデフォルトアイコンが
これ(ちゃんと描いていないやつ)なので、ちょうどいいです。
▼下書き。
だいたいはほぼ画面全体が顔で埋まる感じになると思います。
今回はキャラの特徴であるお耳を入れたかったので頭全体が入る感じになりました。まだ下書きなので位置をずらしたり拡大縮小をして、ちょうどよさげなアタリをつけましょう。下書きなのでまだかわいくなくても大丈夫です。今回のはすでにかわいいぞ。素材がいいんだね(親バカ)
▼線画。
下書きの色を変えて、さっきと同じ鉛筆設定で線画を描きます。
下書きがいい感じにできた場合はそのまま下書きの線を整えるだけで終わる場合もあります。あとで調整するのでそこまできっちり描かなくて大丈夫。でもバランスとかわいさはしっかり確認しましょう。
ここであらかじめ顔のパーツは分けておきましょう。
表情差分を作るために、眉/目/口に分けるのが鉄板だと思います。たぶん。(ちなみに私は戯書時代パーツ分けすらしていませんでした。上から塗り潰して差分作ってた。今でもたまにやる)
▼塗り。
色分けして、シンプルめに塗ります。
塗りの時は筆をエアブラシにチェンジ。(鉛筆の時もある)
影は1色、多くて2色くらいで十分です。シンプルイズベスト。
ただ、影だけ塗るとのっぺりしちゃうので髪はほんのりグラデーションさせておくと綺麗に見える気がします。グラデーションは神。とりあえずグラデーションしとけ。
そして色が乗ると一気にキャラがかわいくなり親バカが爆発します。
※顔パーツを非表示にして塗ったり、目の動きに合わせて影色の位置が変わる場合(例えば、二重まぶたの影とか、目の下のクマとか…)はベースではなく、目のフォルダ内で色を塗った方が差分が作りやすいと思います。
↑例。二重まぶたのちょっとした影と目の下のクマは
目と連動して動かせるようにするよ
▼調整。仕上げ。
ここにきてキャンバスを保存していないことに気づきました。
良い子のみんなはこまめに保存しような。
塗りが終わったらまずは線画の色を変えます。
全体が馴染むように明るい赤茶系の色を少しずつ乗せます。
今回は全体的に暖色なので茶~ピンク系しか使っていませんが、例えば髪が白や寒色系なら暗い水~青色、など、色に合わせて馴染むように線画の色を変えていきます。目は下の部分だけ暗めのピンク色で馴染ませ。
だいたい終わったら気にくわないところをちょこちょこ修正していきます。
劇的ではないビフォーアフター
今回は目の位置、口の形、等倍で見た時に汚く見えるような部分をドット単位で修正しました。そう、修正はドット単位。1ドットのこだわりがかわいさに影響します。ここは気が済むまでいじくりまわしましょう。
ちなみに顔パーツの修正は線画修正→塗り修正と細かくやりますが、ベースの修正は面倒くさいので上から1レイヤー追加してびゃっとやります。線や肌や服の色をスポイトでとって油絵のごとく上から塗りつぶしてごり押し修正です。サイズが小さいのでドット単位で描いては消しを繰り返します。この辺の作業はドット絵描くのと似てる気がします。1ドット修正して等倍で確認…1ドット修正して等倍で確認…(私はドッターではないのでドッターのみなさんはもっと賢いやり方をしているかもしれませんが)
▼差分作成。
気が済むまで調整したら差分を作ります。
うちの子大好きマンのみなさんならこの辺で自画自賛が天元突破している頃なので差分作りはウキウキパラダイスでしょう。
とりあえずは基本から。目の差分から作るとやりやすい気がします。キャラによって必要な表情は違うので、こういう顔しそうだなっていう表情や、ロールしながら必要だなと思った表情を作ればいいと思います。私は最初から大量の差分を作っておくより、交流しながら増やしていくタイプです。
・目
目は、通常(開け)、にっこり、目閉じ
の3種類があればとりあえずOKかなって思います。
通常はすでにあるので作るのはにっこりと目閉じですね。
にっこりと目閉じで注意したいのは、顔のバランスです。目を開けている状態だとかわいくても、目を閉じた瞬間違和感を感じることが…そこそこあります。私は。
開けた時と閉じた時の目の位置、角度などに気を付けつつ、口や眉の差分とも連動して、最終的な大きさや位置決めをするといいかもしれません。
・口
通常(閉じ/無表情)、笑み、口開けの3種が基本だと思います。
てことで作るのは笑みと口開け。サイズの小ささ故に口の形は思い通りにいかないことが多々あります。絶妙な口の形なんかはかなり描きづらい。
何気に今回描いているω口もクッッッッソ難しいです。難しくない?私は難しい。
そして笑みの口を描いていたらそっちの方がかわいくなったので、そっちを通常の口にして笑みは無しにしました。そういうこともある。
・眉
通常、上げ、下げの3種が基本。
目と口に比べて眉の差分を作ることってあんまりないです。私は。基本の3つがあればとりあえずは大丈夫な気がします。眉の位置や長さがまばらにならないようにだけ注意しましょう。
完成!!
やったー!できたよ!!!ほら、かわいい!!!!!!!
かわいいぞ!!!自分の描いたアイコン見てみ???かわいい!!!
今作ったパーツだけでも差分が15個出来ました。ここからさらに目、口、眉の形を増やしたり、汗や頬染めや青ざめなんかを足してみると表情の幅がぐっと広がって楽しいです。さらに一番上にフォルダを追加して、手なんかもつけ加えてみると変化があってかわいいですよ。
ダブピさせてみたり焦らせたり吐血させたり…なんでもできる!
おまけ。
私が描いた60*60サイズのアイコンを見ろ。
(コミッションのサンプル画像使いまわしだけど)
小さいサイズでも無限の可能性がある。それが60*60サイズアイコン。
ところでアイコンの中に全身とか上半身とか入れるのはほぼドット絵のぎじゅちゅな気がします。ドット絵いいよね。ドット絵だと60*60ちょうどいいんじゃないかな。ドッターの方のアイコン作成講座も待ちしております。