美しい人がさらに美しくなり、そして散った…。
BUCK-TICKのあっちゃんがお亡くなりになった。
寝耳に水とはこのこと、本当にこればっかりは予想していなかった。
確か、先月のメジャーデビュー36周年をお迎えになったばかりで、ずーっと売れていて、メンバーチェンジなしって凄いなー、この先も続くんだろうなー、ファンの人たちは追っかけるの大変だろうなー…なんて思っていた矢先である。
BUCK-TICKは高校生の頃、曲は好きだったものの、黒い服がそんなに好きじゃなかったのと、ファンの人たちが仲良くなれなそうな人種の方が多かったため、ライブから足が遠のいていた。
実際にライブを見たのは複数バンド出演のイベントで、しかも夏の野外の炎天下であった。
ICONOCLASMのイントロが鳴った瞬間、狂喜乱舞した記憶がある。
炎天下でもあっちゃんはお美しかった。
あっちゃんは若い頃は今より無表情な感じだったと思うんだけど、周りから美しい美しいと言われ、さらに美しくなり、他のバンドマンのと交流したといういろんな記事をみた限りでは、後輩やその他ファンの人にも優しく接して、溢れた外見の美しさを他人へ配る美しい心に変え、交流していた様子がうかがえる。
ホント、外見の美しさは心の美しさなんだと実感した。
で、その優しさのあまり、他人の酒に付き合うことが多くて、無理が祟ったんだろうな…。
私が高校生の頃(1980年代後半)はまだヴィジュアル系という言葉はなく、お化粧系とか言ってたかな。
その中で、BUCK-TICKは音楽的にはNewWaveに影響受けた風で、エクスタシー系はメタル、Bad Boys系はなんつーかエアロスミスとかその辺で、マニアックなところだと、トランス(SSE)系と別れており、お化粧系を一緒くたにするには無理だった状況なのに、シーンとしては一緒くたになっていた。
BUCK-TICK以外のお化粧系で好きなバンドがいなかったため、全然通ってないのだが、1990年代後半に仕事の現実逃避先を探していたところ、当時のヴィジュアル系にハマってしまい、雨後の筍のごとく沢山いたバンドで好き嫌いジャッジの基準は、BUCK-TICKの初期っぽいか否かだった。
特に顕著にBUCK-TICK系だったのは、Pierrot、cali≠gariあたりだろうか…。
ついでに、あっちゃんと同じ1965年生まれバンドマンはいっぱいいたかと思うので、貼っておこう。
奥田民生やYOSHIKIも同い年ね…。
私がカラオケに行った時に歌う曲は、現役BUCK-TICKファンの人が特に好むものではないのだけど、下記は定期的に歌ってます。
なんだか元気になれる曲で、BUCK-TICKの基本コンセプトからは外れているかも(笑)。
National Media Boys
Angelic Conversation
Hearts
Moonlight
Mistyzone
これらを永遠に生で聴けることがないと思ったら、なんだか悲しいですね。
私が初めてみたのはこれだったような…。
まさに天国に…。
櫻井敦司さんのご冥福をお祈りいたします。