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【感想】根深い差別を感じる映画「グリーンブック」

すっかりレビュー書くの忘れてました。
先日、アカデミー賞受賞作品「グリーンブック」を観てきたので、そのレビューです。
やー、良かった…ということで、レビューをば。

【基礎情報】
監督:ピーター・ファレリー
主演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ
公開年:2019

ジャマイカ系天才ピアニストをイタリア系用心棒が南部のツアーに向けて送り届ける…というストーリー。

依頼主のドン・”ドクター”シャーリーと運転手として雇用されたトニー・ヴァレロンガは当初全く馬が合いそうにありませんでしたが…??

イタリア系移民も元をただせば移民として差別されてきた集団でした。
以前、大学の授業でも教わったのですが、白人は北欧・西欧出身から、だんだんと南欧、東欧…と定義を広げていき、それに伴いアメリカでの権利獲得に繋がったのだとか。

前半から黒人差別について表立って扱っていましたが、観終わってみればトニーがイタリア人であることも前半からしっかり描かれていたような…。

”白人”か否か、性的志向がノーマルがマイノリティか。
全く生きやすさが違うと思います。
かく言う私も若干のセクマイの傾向がありますが、アンケートで男女を回答する際には多少の抵抗があります。
特に、就活の時に男女をこたえなければいけない時、その他を選択肢に追加してくださる企業もあります。
でも、これ、正直に恐れず回答しても大丈夫なんだろうか、そう思わざるを得ないです。
いわんや、当時。

彼等にとってはとても生きにくい時代であったと思います。

そんな中、いがみ合いながらも旅行をしていく様はとても胸打たれるものがあったり。

ドクター・シャーリーのあくまでハイソな態度に対し、自分がどう見られているかを知る必要性を悟らせたシーンには流石に泣きました…。

正直、最後のNYでのクリスマスのシーンがなかったとしても、あの映画は泣けるものだったと思います。

…ちな、ヴィゴ・モーテンセン、あれは体調大丈夫なんでしょうか…ってレベルで増量してて、LotRのアラゴルンの面影isどこ…

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